トム・ホランド、おばあちゃんの網タイツで「リップ・シング・バトル」伝説パフォ ─ お父さんからは「やめとけ」と諭されていた

現在、『スパイダーマン』シリーズ第4作を撮影中のトム・ホランドが注目を浴びた伝説のパフォーマンスといえば、2017年の口パク対決番組「リップ・シンク・バトル(原題)」だ。その衝撃のステージの舞台裏について、ホランド本人が語っている。
番組では、まずクラシックなスーツ姿で登場し、フレッド・アステアの『雨に唄えば』に合わせて優雅に踊っていたホランド。楽曲がリアーナの『アンブレラ』に切り替わるや、カツラにピチピチの衣装、そして網タイツ姿に早変わり。雨の中で全力のダンスを披露し、視聴者を圧倒した。
イギリスのテレビ番組「Scrambled」に出演したホランドは、「リップ・シング・バトル」に司会者のひとりとして参加していたゼンデイヤと話し合い、当初はパフォーマンスを「控え目」にする予定だったこと、「おかしなことはしない。お互いにクレイジーなことはやめよう、ゆるくいこう」と約束していたことを明かしている。
しかし準備を重ねるうちに、次第に内容がエスカレートしていったという。「クリエイティブチームとアイデアを練っているときに『アンブレラ』の案が出て、リハーサルを重ねるにつれてどんどんクレイジーになってしまいました。それからレインマシンが登場して、“もういいや、網タイツを履いてやりたい。カツラも着けたいし着替えもやりたい”って」。
ちなみに、あの網タイツはどこから調達したのかと聞かれると、「実はおばあちゃんのなんだ」とまさかの返答。父親にパフォーマンスの内容を話したところ、「“それはやめとけ。やらない方がいい”って言われちゃいました」という。「当時の父は、僕が一気に有名になりすぎることをすごく心配していたんです。だから必要のないテレビ番組には極力出ないようにして、子ども時代を少しでも長く守ろうとしてくれたんです」。
衝撃と笑いを呼んだあのパフォーマンスの裏には、意外にも家族とのやり取りや思いがあったことが明らかに。おばあちゃんの網タイツといい、ホランドのサービス精神と覚悟が詰まった名パフォーマンスだったと言えるだろう。
そんなホランドは現在、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の撮影に全力投球中だ。2026年7月31日に全米公開予定で、日本公開は2026年夏。
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Source: Scrambled