『スパイダーマン』トム・ホランド、アンドリュー・ガーフィールドに「もっと早く連絡すべきだった」と後悔

アンドリュー・ガーフィールドが主演した『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが2作で打ち切られたのち、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『スパイダーマン』シリーズの主役に若きトム・ホランドが大抜擢されたことは周知の事実だ。その当時を振り返ったホランドが、ガーフィールドに対して「しておくべきだったことをしなかった」と後悔の念を打ち明けている。
もともと、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズは3部作になる予定だったが、諸々の事情で実現しなかった。以前にガーフィールドは、自身の主演シリーズがキャンセルになったことについて、「どんな運命になろうがオープンでいたものの、未完成だという想いはありました」と複雑な想いを吐露していた。
米The Hollywood Reporterの取材で、3代目スパイダーマン役を獲得した当時を回顧したホランドは、役を引き継ぐことについて、もっと早くガーフィールドに連絡をして、仁義を切るべきだったと打ち明けている。
「すぐに連絡を取らなかったのは、当時の僕が子どもで世間知らずだったからです。キャスティングされた時、僕は19歳でした。役を得ることに夢中で、彼がどんな風に思っていたか考える時間を取りませんでした。もし僕が2本の映画に主演して、それが思ったように上手くいかずにリキャストされたら、立ち直るのに苦労すると思います。アンドリューは信じられないような形で立ち直りました。彼に電話をして、“この機会を断ることは出来ません”と言っておけばよかったと思います。」
ガーフィールドからホランドへのリキャストの裏には業界ならではの複雑な事情があったようだが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)ではサム・ライミ版のトビー・マグワイアとガーフィールド、ホランドというスパイダーマン“三兄弟”による夢の共演が実現。撮影セットで、ガーフィールドとリキャストについて話をする機会があったというホランドは、「素晴らしかったです」ともコメントしている。三兄弟のチャット部屋「スパイダーボーイズ」は今も健在で、ホランドは変わらず3人が良い関係を続けているとも付け加えていた。
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Source:The Hollywood Reporter