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『スパイダーマン』アンドリュー・ガーフィールド、『デッドプール2』デヴィッド・リーチ監督とタッグ ─ 実話企業ドラマに出演交渉中

アンドリュー・ガーフィールド
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9355630074/

『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが、新作ドラマ「Hot Air(原題)」で『デッドプール2』(2018)などのデヴィッド・リーチ監督とタッグを組む可能性が浮上してきた。米Deadlineなどが報じている。

報道によると、「Hot Air」はイギリスの実業家リチャード・ブランソンが設立したヴァージン・アトランティック航空と、ライバル会社のブリティッシュ・エアウェイズの苛烈な争いを描く全6話のリミテッドシリーズ。アンドリューはブランソン役で現在出演交渉中であり、実現すれば、エミー賞の主演男優賞にノミネートされた「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実」(2022)に続くテレビシリーズ出演となる。

原作はマーティン・グレゴリーによるノンフィクション作品『Dirty Tricks(原題)』で、脚本は『ノー・ウェイ・アウト』(2021)のジョン・クロカーが執筆。監督のデヴィッド・リーチは『デッドプール2』のほか『アトミック・ブロンド』(2017)や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)を手がけ、2022年には伊坂幸太郎原作&ブラッド・ピット主演の『ブレット・トレイン』が待機中。スタント出身のアクション映画監督として知られるだけに、伝記作品&企業ドラマとなるであろう本作は新境地開拓と言えそうだ。

1984年にヴァージン・アトランティック航空を設立したブランソンは、業界での存在感を高めたことからブリティッシュ・エアウェイズのネガティブ・キャンペーンを受け、ついには訴訟に突入していく……。1950年生まれのブランソンは今年で72歳、現在は世界400社以上からなるヴァージン・グループの会長を務めている。

製作総指揮にはアンドリューとジョンをはじめ、デヴィッド率いる87 North Productionsほか複数の企業が参加。ユニバーサル・インターナショナル・スタジオズが製作を担い、配給権をめぐっては複数の大手プラットフォームが名乗りを上げているという。

ちなみにアンドリューは、2021年に『タミー・フェイの瞳』『tick, tick…BOOM! チック、チック…ブーン!』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の3作品が公開されたほか、「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実」の撮影もこなしており、2022年春には同作のプロモーションで“しばらく休養を取りたい”との意向を語っていた。本作で早くも活動再開となるか?

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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