『バービー』の次はミニカー実写版『ホットウィール』が来る ─ J・J・エイブラムス「エモーショナルでリアル」な映画と予告

マーゴット・ロビー主演『バービー』が早くも全世界興行収入5億ドルの大ヒットを記録する中、バービーを生んだ大手玩具メーカー・マテル社は次なる映画に着手している。いくつもの企画が進行している中、目玉のひとつが人気ミニカー・ブランドを実写映画化する『ホットウィール(原題)』。製作は『スター・ウォーズ』などでおなじみのJ・J・エイブラムスが務める。
世界で80億台以上の販売数を誇るホットウィールは、ミニカーだけでなく、ファッションやゲーム、アクションスポーツなどの分野でグローバルリーダーとのコラボレーションを通じ、長年にわたってポップカルチャーへの影響力を証明してきた。映画ではJ・J率いる製作会社バッド・ロボットのほか、『バービー』のワーナー・ブラザースと再タッグを組む。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)以来、あまり目立った活動のなかったJ・Jにとって、この『ホットウィール』は久々の入魂作になりそうだ。米The New Yorkerによれば、J・Jは本作を「エモーショナルでリアル」な映画になると予告しているのです。
「長らくマテルとは『ホットウィール』についての話し合いを進めてきましたが、なかなかピンとくるものが見つからなかった。『ホットウィール』というタイトルにふさわしいものが思いつかなかったんです。そこで思いついたのが、エモーショナルで、リアルで骨のあるアイデアでした。」
マテル社の映画部門を統括し、『バービー』に続いてプロデュースを担当するロビー・ブレナーも、米VarietyにてJ・Jの見解に同意している。いわく、映画版『ホットウィール』には「誰もが共感できる、リアルで立体的なキャラクターが登場し、エモーショナルな冒険をする」とのこと。「J・J・エイブラムスの映画には、どれも素晴らしいストーリーとキャラクターがある。楽しくて興奮できるだけでなく、本当に感動的で、本当にスリルのある映画にするためにはそれが欠かせないのです」。
本作は2022年4月に企画が発表されたものの、現時点でストーリーやキャラクターは不明。監督と脚本家、主なキャスティングも明らかになっていない。久々にJ・Jが自ら監督を務める可能性もゼロではなさそうだが、果たして?
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Source: The New Yorker, Variety