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ミニカー「ホットウィール」実写アクション映画化『ウィキッド』ジョン・M・チュウ監督が就任決定

ジョン・M・チュウ
Photo by Bea Phi https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Jon_Chu_at_LA_Book_Fest_2025_07.jpg Remixed by THE RIVER

『バービー』(2023)のワーナー・ブラザースとマテルが手がける、人気ミニカー「ホットウィール」の実写映画版に、『ウィキッド』2部作のジョン・M・チュウ監督が就任した。米Deadlineが報じている。

本作は2022年4月に企画が発表されたもので、ワーナーとマテル、『スター・ウォーズ』シリーズのJ・J・エイブラムス率いる製作会社バッド・ロボット・プロダクションズが共同製作するもの。世界で80億台以上を売り上げる「ホットウィール」のブランドに基づき、「世界で最もホットでスタイリッシュな車が登場する」アクション映画になるという。

現時点でプロットは不明だが、脚本は『ゼイ・クローン・タイローン ~俺たちクローン?~』(2023)『クリード 炎の宿敵』(2018)のジュエル・テイラー&トニー・レッテンマイアーが執筆する。プロデューサーはエイブラムス&チュウのほか、マテル・スタジオ代表のロビー・ブレナーらが務める。

就任にあたり、監督のチュウは「『ホットウィール』は常にスピード以上のもの──想像力、つながり、そして遊びの興奮でした。その精神を大スクリーンに映し出せる素晴らしい機会です。『ホットウィール』のレガシーを尊重し、全く新しい冒険へドライブできることを楽しみにしています」とのコメントを発表した。

またブレナーは、「独自の視点から豊かで精密な世界を作り上げる能力をもつジョンは、『ホットウィール』の映画版に理想的なストーリーテラーです」と絶賛。「視覚的なスペクタクルを際立たせるのは、驚くべきフレームのなかに忘れがたい物語を織り交ぜる手法。ジュエル&トニーの切実なストーリーテリングとの融合で、カー・カルチャーを牽引する『ホットウィール』の心と興奮、精神をとらえることになるでしょう」と語った。

ワーナーとエイブラムス、チュウは新作ミュージカル・アニメーション映画『Oh, the Places You’ll Go!(原題)』に続いてのタッグ。チュウと『オープン・シーズン』(2006)のジル・カルトンが共同監督を務め、『グレイテスト・ショーマン』(2017)のベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが音楽を担当する作品で、2028年3月17日に米国公開予定だ。

なお、『ウィキッド』や『イン・ザ・ハイツ』(2021)でミュージカル映画のイメージが強いチュウだが、過去には『G.I. ジョー バック2リベンジ』(2013)や『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)でアクション要素の強い作品も手がけていた。久々の回帰で、どんな一面を見せてくれるのか?

現在、チュウは『ウィキッド ふたりの魔女』の後編にあたる『ウィキッド:フォー・グッド(原題)』の米国公開を2025年11月21日に控えているほか、ブリトニー・スピアーズの伝記映画(タイトル未定)や、シドニー・スウィーニー主演による同名ビデオゲームの実写映画版『スプリット・フィクション(原題)』が待機中。『ホットウィール』の具体的な製作時期などは明らかになっていない。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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