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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2第1話、犬を蹴るシーンにファンから批判が集まる

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
Photograph by Ollie Upton/HBO

2024年6月17日、ついに「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2が配信開始となった。第1話には以前から注目されていた衝撃シーンが登場したが、視聴者の間では、全く別のシーンの残酷さが話題となっているようだ。

この記事には、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2第1話『息子には息子を』のネタバレが含まれています。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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シーズン1のラストでは、アリセントの息子・エイモンドのドラゴンによって、レイニラの息子・ルケアリーズが死亡。この悲劇を受けて、レイニラ率いる黒装派は仇討ちを決意していた。そこでレイニラの夫・デイモンは2人の男(原作では<血狂い>と<チーズ>と記されている)を雇い、エイモンドを殺すよう命令。王城に忍び込んだ2人はヘレイナ王妃を見つけ、最終的に彼女の幼い息子・ジェヘアリーズを無残にも殺害する。

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目を覆いたくなるほど残酷な描写だが、視聴者から批判が集まったのは別のシーン。それは王城で2人の男が口論になった後、エイモンドの暗殺を依頼されたネズミ捕りの男(チーズ)が連れてきた小型犬に蹴りを入れるシーンである。

悲鳴を上げる犬を見てショックを受けた視聴者は、Xにリアクションを続々投稿。1人のユーザーは「犬を蹴って生き延びるなんて無理だよ。最近のテレビ番組ではありえない」と、犬への虐待描写を批判。別のユーザーも、「最初のエピソードがあと残り15分なんだけど、チーズが犬を蹴ったことでPETAがとんでもない騒ぎを起こしそう」とアメリカの動物愛護団体PETAを引用して反感を示した。

また他にも、「哀れな犬が蹴られた瞬間、あの男と戦おうとした自分」や「さて、犬を蹴った奴の首を取るにはどうすればいい?」といった、怒りを表す投稿が散見されている。

こうした背景には、近年視聴者が動物虐待の描写に極めて敏感になっているという点がある。とりわけ犬に関しては、テレビや映画で犬が傷つくシーンを避けたい人向けのサイトが存在するほどだ。とはいえ作り手は、幼子の殺害より犬への虐待に非難が殺到するとは想像していなかったかもしれない。

ちなみにエンターテインメント業界では、撮影現場での動物の死亡事故も議論の対象となっており、「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン2の撮影で馬が亡くなった際は、PETAが厳しい声明を発表した。

ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2第1話がU-NEXTで独占配信中。以降毎週月曜1話ずつ配信。

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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