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映画『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』新作実現なるか?当時の主演女優、マーベルにアイデアを提案へ

ハワード・ザ・ダック
Photo by big-ashb https://www.flickr.com/photos/big-ashb/37039820102/ Remixed by THE RIVER

近年、ハリウッドにおいてアメコミ映画は隆盛を極めているといっていい。なかでも群を抜いた実績を収めているのは、アイアンマンやキャプテン・アメリカで知られるマーベルだろう。本社の映画部門であるマーベル・スタジオが手がけるマーベル・シネマティック・ユニバースだけでなく、20世紀フォックス製作の『X-MEN』『デッドプール』シリーズも熱狂的な支持を受けている。

時を遡ること32年、数多の映画に先がけて、今でもカルト的に愛される一本のマーベル映画が誕生していた。それが『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』(1986)だ。「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めた本作は、公開当時から不評を買いながらも根強い人気を誇り、2016年にブルーレイが発売されたほど。この映画で主人公のベヴァリーを演じた女優リー・トンプソンは、現在マーベルに新作のアイデアを提案しようとしているという。

ハワード・ザ・ダック、本格復活なるか

これまでマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にて、ハワード・ザ・ダックはこっそりと存在をアピールしてきた。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督は、過去2作品にこのキャラクターをカメオ登場させたのだ。
INQUISITRのインタビュアーは、ハワード・ザ・ダックと同様、いずれリー・トンプソンがMCU作品に出演する可能性について尋ねている。するとリーは「そうなったらいいんですけど、わかりません」と前置きしてから自身の構想を明かしたのだった。

「正直にお伝えすると、マーベルに『ハワード・ザ・ダック』の新作映画を提案するつもりなんです。3週間くらいでね。『ハワード・ザ・ダック』のリメイクを撮りたいんですよ(笑)。夢は大きくないといけないでしょう?」

ここでリーが「リメイクを撮りたい」と語っているのは、リーが近年、女優業のかたわらで監督業にも精力的だからだ。テレビドラマでエピソード監督を務めているほか、2017年には長編映画『The Year of Spectacular Men(原題)』を制作、2018年6月15日(現地時間)には米国にて劇場公開を迎える。こうした動きが、かつて自身の主演した『ハワード・ザ・ダック』の新作を望むことにつながったのかもしれない。

2017年6月、ジェームズ・ガン監督は『ハワード・ザ・ダック』の単独映画は計画されていないと強調していた。しかし(ネタバレを避けるため多くは語らないが)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督がハワード・ザ・ダックは無事だと認めたこと、マーベル・スタジオが今後の作品ラインナップを幅広く検討・計画していることから、いずれ『ハワード・ザ・ダック』のリメイクやリブートが実現する可能性は十分にある。もしもマーベルがリーのアイデアを受け入れた場合、リブートへの道が一気に開かれることにもなるだろう。

ハワード・ザ・ダックや映画『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』を愛してやまないというコミックファン、映画ファンは世界中にたくさんいるはずだ。最新のCG技術で描かれるハワードの物語、言われてみればすごく観てみたい…!

映画『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』のブルーレイ&DVDは現在発売中

Sources: INQUISITR, James Gunn
Eyecatch Image: Photo by big-ashb Remixed by THE RIVER

 

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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