『デッドプール&ウルヴァリン』ヒュー・ジャックマンの電話が半日でも遅かったらお蔵入りになっていたかもしれなかった

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『デッドプール&ウルヴァリン』、あともう少しでお蔵入りになるかもしれなかった?本作でファン待望の競演を果たすライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマン、ショーン・レヴィ監督が米Vanity Fairで製作の裏話を披露した。
本作ではタイトルの通り、ライアン演じるデッドプールとヒュー演じるウルヴァリンが主人公を務める。『LOGAN/ローガン』(2017)でウルヴァリン役を卒業していたヒューは2022年8月、ライアンと再演の可能性を話した後、1時間ほどのドライブで頭を整理してからライアンに電話をかけ、出演を快諾したことが明かしていた。
ヒューの参加前、ライアンとショーン・レヴィ監督は『デッドプール』シリーズの脚本家であるポール・ワーニックとレット・リース、「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)脚本家のゼブ・ウェルズと共に物語のアイデアを数ヶ月にわたって練っていたという。しかし、「オリジナルかつ『デッドプール』前2作から逸脱していないと感じる物語を見つけ出すことに苦労していた」そうだ。レヴィ監督とライアンはついに、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギに対して「物語が思いつきません。もしかしたら今は正しい時じゃないのかもしれません」と諦めを伝えようとしていたのだとか。
企画中止もありえたわけだが、ちょうどレヴィ監督たちがファイギとの会議を迎えた日、ライアンの元に一本の電話が鳴った。ヒューがウルヴァリン再演を決めたのだ。
ブロードウェイミュージカル「The Music Man」の興行の合間、休暇に出ていたというヒュー。上述のドライブ中に「俺は『LOGAN』で終わったじゃないか」「みんなはどう思うだろうか?」と迷いの念も頭に浮かんできたというが、「脳に“(思考を)停止しろ”と命令」し、復帰を決意したと改めて語っている。
ヒューからの申し出を受け、ファイギとのZoom会議に臨んだライアンは、そこでこう伝えたという。「こんな電話がちょうどかかってきました。この贈り物にケチをつけて見送ったら、僕たちは大バカ者だと思います。10億分の1のチャンスです。これこそ僕たちが探していたものだと本当に感じるんです」と。
もしもヒューの電話が半日でも遅かったら、映画は全く別のものになっていた、もしくは存在すらしていなかったかもしれない。まさに奇跡のタイミングで生まれた『デッドプール&ウルヴァリン』は、2024年7月24日(水)日本公開。
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Source:Vanity Fair