ヒュー・ジャックマン『キャッツ』映画版の出演を断っていた ─ 作品の反応には「バッシングする側にはなりたくないし、便乗したくもない」

『レ・ミゼラブル』(2012)『グレイテスト・ショーマン』(2017)などで知られる俳優ヒュー・ジャックマンが、ミュージカルの金字塔をトム・フーパー監督で実写映画化した『キャッツ』(2019)の出演オファーを断っていたことがわかった。米The Daily Beastにて、本人が明かしている。
「トムとは、『レ・ミゼラブル』で既に仕事をしていたので、彼から僕宛てに直接電話が掛かってきたんです。そこでいくつかのスケジュール候補を提示してもらったのですが、残念ながら僕の予定が合いませんでした。」
映画『キャッツ』は、残念ながら批評的・興行的に成果をあげることができなかった。また、最低のハリウッド映画を決定する「ラジー賞」でも作品賞をはじめ最多6部門を受賞している。そんな状況を受けて、「出演を断ったのは賢明な判断だったと思いますか?」とも問われているが、ヒューは「僕は映画業界に属する者なんですよ。バッシングする側にはなりたくないし、便乗したくもないですね。それに、作品自体もまだ鑑賞できていないんです」と紳士的に応じている。
なおヒューは、今でも深い親交関係にあるというトムを「偉大な映画監督の一人ですよ」と絶賛。本作では残念ながら実現しなかったが、二人の将来的な再タッグにも期待したい。
Source: The Daily Beast