ウィル・スミス『アイ・アム・レジェンド』続編企画が始動 ─ 『ブラックパンサー』マイケル・B・ジョーダンも出演

ウィル・スミス主演のSF映画『アイ・アム・レジェンド』(2007)の続編企画が正式に始動していることがわかった。米Deadlineが報じている。
『アイ・アム・レジェンド』は、ウィル演じる科学者のロバート・ネビルが、ウイルス感染によって人々がゾンビ化してしまったニューヨークで、治療法を求めて孤独に戦う物語。リチャード・マシスンの同名小説に基づき、監督は『コンスタンティン』(2005)や『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンスが務めた。
報道によると、続編にはウィルのほか、新たに『クリード』シリーズや『ブラックパンサー』(2018)のマイケル・B・ジョーダンが出演。脚本家には前作を執筆したアキヴァ・ゴールズマンも復帰する。製作のワーナー・ブラザースは三者との契約を締結済みで、ウィル&マイケル&アキヴァはそれぞれ製作も兼任。現時点で監督は決まっていない。
ちなみに米国で第一報が伝えられたのち、ウィルはInstagramにて本作に関連すると思しきイメージを投稿。こちらの画像にはマイケルもタグ付けされている。
この投稿をInstagramで見る
前作『アイ・アム・レジェンド』は1億5000万ドルの製作費に対し、全世界興行収入は5億8540万ドルというスマッシュヒットを記録。2012年にも続編企画の存在が報じられており、のちに『プライベート・ウォー』(2018)『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(2014)を執筆するアラッシュ・アメルが脚本家として起用されていた。
ところで『アイ・アム・レジェンド』といえば、2021年8月、アメリカで新型コロナウイルスのワクチンをめぐる陰謀論に利用され、ワクチン拒否の理由に使われたことも記憶に新しい(当時、脚本家のアキヴァは「あれは映画であって現実ではない」とコメントした)。いまだコロナ禍の先行きを見通せない今、再びこの物語を描く以上、現実の問題を反映した続編となることも大いに考えられるだろう。
Source: Deadline