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『ロッキー』舞台裏映画、カール・ウェザース役が決定

Stephan James Everwest, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons | Carl Weathers Luigi Novi, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons

シルベスター・スタローン主演のボクシング映画『ロッキー』製作の舞台裏に迫る伝記映画『I Play Rocky(原題)』で、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)で注目されたステファン・ジェームズが、アポロ・クリード役を演じた故カール・ウェザース役に起用されたことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

1976年に公開された『ロッキー』は、米フィラデルフィアに暮らす落ちこぼれボクサー、ロッキー・バルボアの挑戦と成長を描いた映画。その後5作の続編映画が製作され、2015年にはスピンオフ映画『クリード』シリーズも誕生。オリジナルとスピンオフシリーズを合わせた総興行収入は17億ドルに達しており、半世紀にわたり愛され続けている。

『I Play Rocky』では、スタローンがアクションスターとして活躍する前の下積み時代に焦点が当てられる。スタローン役を演じるのは、「グランド・アーミー」(2020)『パープル・ハート』(2022)などに出演しているアンソニー・イッポリートだ。なお、スタローンは本企画を認知しているが関与はしていない

ジェームズが演じるウェザースは、プロフットボール選手から俳優に転身後、ジョン・G・アヴィルドセン監督のオリジナル版『ロッキー』(1976)でロッキーの敵役となるヘビー級チャンピオン、アポロ役を象徴的に演じた俳優だ。その後も3作連続で続投し、『ロッキー4』(1985)では対戦相手ドラゴの一撃に倒れて命を落としたが、アポロのレガシーは『クリード』シリーズで彼の息子アドニスに受け継がれている。ウェザースは、2024年2月1日に永眠した。

監督は、『グリーンブック』(2018)でアカデミ賞作品賞・脚本賞に輝いたピーター・ファレリー。脚本を手がけるのは、『砂と霧の家』(2003)や『Z Bull ゼット・ブル』(2018)のピーター・ギャンブル。プロデューサーには、『ブラックアダム』(2022)のトビー・エメリッヒ、『グランドピアノ 狙われた黒鍵』(2013)のクリスチャン・バハが名を連ねる。

ウェザース役を演じるジェームズは、アカデミー賞作品賞にノミネートされた『グローリー/明日への行進』(2015)、『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)などの社会派作品から、『21ブリッジ』(2019)や『それでも夜は訪れる』(2025)などアクションやスリラーまで幅広いジャンル作品で活躍している。ジェームズが、スクリーンに故ウェザースを蘇らせる演技に期待したい。

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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