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イドリス・エルバ、次期ジェームズ・ボンド役の噂で傷ついていた ─ 黒人だから「ありえない」と言われ

イドリス・エルバ
Photo by Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Idris_Elba-4822.jpg

映画『007』の次期ジェームズ・ボンド役にイドリス・エルバを──こんな話題が噂されるようになって久しい。

現在のシリーズでボンド役を演じるダニエル・クレイグが2020年日本公開予定の『BOND 25(仮)』で同役を離れるとあって、次期は空席となっている。ファンやメディアの間では次のボンド役をめぐって様々な予想合戦が繰り広げられており、イドリス・エルバはその有力候補とされてきていたのだ。


もちろん議論の余地も大きい。言わずもがな、ボンド役は伝統的に白人俳優に演じられたキャラクター。もしもアフリカ系イギリス人のイドリスが演じるとなれば革新的で、何らかの意図を感じさせる配役となる。”政治的正しさ”が重視される昨今では尚更だ。

イドリス版ボンドの可能性は、あくまで「噂」や「候補」っといった範囲に過ぎないものの、既に肯定派と否定派は様々な意見を挙げている。中でも『007』シリーズでプロデューサーを務めるバーバラ・ブロッコリ氏が「どんな事だって起こり得ます」と可能性を示唆した発言は注目を集めていた。

イドリス「それは肌の問題なのか」

一方で、当の本人であるイドリス自身はこうした意見合戦に傷ついていたという。米Vanitiy Fairにその心情を漏らした。

「ただただ、気持ちが落ち込んだだけです。“ありえないだろ”みたいな世代からの意見があったんですけど、それはつまり僕の肌に関することなんです。」

イドリス版ボンドをめぐる最大の論点は、彼が黒人であるということ。ここでイドリスが訴えているのは、黒人版ジェームズ・ボンドとはいかがなものなのか、といった議論は、そもそも『007』という作品の良し悪しをめぐるものとして本質的なのだろうか、という問いかけに等しい。「もし役が実現して、映画がうまくいかなかったら、またはうまくいったとしても、それって肌の問題になるんでしょうか?」と問題提議している。

繰り返しになるが、現時点でイドリス・エルバが次期ボンドを演じるといった具体的な話はない。しかしボンド役ともなれば、噂ひとつで斯くも話が動くものだ。

Source:Vanitiy Fair

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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