イドリス・エルバ主演ドラマ「刑事ジョン・ルーサー」映画化もうすぐ実現か「製作に近づいている」

『マイティ・ソー』シリーズのヘイムダル役や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)などで知られるイドリス・エルバが主演を務めるドラマ「刑事ジョン・ルーサー」の映画化企画が実現に近づいているようだ。エルバ本人が明かしている。
英BBC製作の「刑事ジョン・ルーサー」は、2010年よりイギリスで放送開始、現在シーズン5までが発表されている。物語の主人公は、エルバ演じる重要犯罪を捜査する刑事ジョン・ルーサー。自身のモラルに従って強硬に捜査を進めていく性格から、周囲の人間に恐れを抱かせることもあるが、鋭い洞察力や捜査能力の高さから署内でも信頼される人物だ。エルバの演技は高評価を得ており、英国アカデミー賞テレビ部門やエミー賞などでノミネート、2012年のゴールデングローブ賞では主演男優賞に輝いている。
2019年のシーズン5放送終了から1年以上が経過したいま、エルバは映画化について「ルーサーが復帰する姿を映画で見たいとはっきり言ってきました」と米Sky Newsにて発言。「正式な計画はない」と釘をさしつつも、「これは言えますが、いま私たちは『刑事ジョン・ルーサー』の映画製作に近づいているんです」と言及した。
そもそも、エルバが映画化について口を開いたのは今回が初めてではない。2018年には、長編映画の脚本がシリーズの生みの親ニール・クロスにより進められていることを明かしているのだ。「『セブン』や『スパイダー』みたいな90年代のクラシック映画を彷彿とさせる要素が詰まった映画」とまで話していることから、エルバやニールにはすでに作品の方向性や構想が頭に浮かんでいたのかもしれない。「殺人はもっと起こりますし、(愛車の)ボルボもたくさん、眉をしかめるルーサーの姿がもっと見られます。さらに大きな案件とスケール、もしかしたら世界に飛び出すようなことに挑戦したいんです」。
「正式な計画はない」というエルバの発言から察するに、映画版はまだ構想段階にある模様。実際に製作が決定となれば、ドラマ版のキャストが続投するかどうかも気になるところだ。本シリーズの出演者にはエルバほか、『パーティで女の子に話しかけるには』(2017)のルース・ウィルソン、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)インディラ・ヴァルマ、『バイオハザードV リトリビューション』(2012)シエンナ・ギロリーらが出演している。
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