『インディ・ジョーンズ』最新作、ジェームズ・マンゴールド監督が正式就任 ─ 脚本作業は「始まったばかり」

ハリソン・フォード主演、大ヒット冒険映画シリーズ『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)に、『LOGAN/ローガン』(2017)『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールド監督が正式就任したことがわかった。米Colliderにて、プロデューサーを務めるフランク・マーシャルが明かしている。
元々、本作はシリーズ第1作から監督を務めてきたスティーブン・スピルバーグが続投する予定だった。ところが、2020年2月下旬、次の世代に引き継ぐことで、物語に新しい視点を取り入れたいという理由で監督の座から降板することを発表。後任者としてマンゴールド監督が契約交渉中であると報じられていたが、今回正式に就任が判明したというわけだ。
マーシャルは、マンゴールド監督について「彼はシリーズを愛してます。本当に素晴らしい監督なんですよ」と信頼と称賛を送っている。「ハリソン・フォードとも親交があると思うんですよ。実に理想的なタイミングで、全ての要素が組み合わさりましたね」。これまで様々な古典的ジャンルにて新風を巻き起こしてきたマンゴールド監督は、本作にまさしく適任と言えるだろう。

脚本は、前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)のデヴィッド・コープ、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のジョナサン・カスダンが手掛けていると以前から伝えられてきたものの、今回マーシャルは執筆状況について「始まったばかりです」と明かしている。もしかしたら、マンゴールド監督も脚本開発に関与しているのかもしれない。
なお、新型コロナウイルスの影響を受けて、本作の米国公開日は2021年7月9日から2022年7月29日へ1年延期となった。2020年内に撮影が開始予定とされているが、マーシャルは「一番重要なのは、キャスト、スタッフ、そして私たち全員の安全です」と語っている。
「私たちは医療関係者やスタジオ側、その他の業界が徐々に公表し始めているガイドラインを確認しているところです。全てを上手く取り入れて、身の安全を確保してから前に進みたいですね。ただ、明らかに時間が掛かると思うので、色々と調整しています。人混みを撮ったシーンなどは、しばらく見られなくなるでしょう。ケータリングもなくなると思いますが、それは健康を維持するためには良いかもしれませんね。とにかく日々、状況は変わっています。安全に仕事が出来るように、解決策を導き出そうと取り組んでいる人々が沢山いますよ。」
映画『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)は2022年7月29日に米国公開予定。
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Source: Collider