ライアン・ゴズリング熱唱『バービー』「ただのケン」映像が公開

映画『バービー』より、ライアン・ゴズリングが演じるケンが熱唱する「ただのケン(I’m Just Ken)」映像が公開された。
この映像は、ケンが歌い、踊り、悩み、戦う、どこを見ても“ケンだらけ”の特別映像。日焼けした肌に鍛え上げられた筋肉、ブロンドに光る髪をなびかせるイケイケなケンを演じるライアン・ゴズリングは、数々の賞レースを賑わせた『ラ・ラ・ランド』をはじめ、『ブレードランナー 2049』や『グレイマン』など大作へ引っ張りだこで、アカデミー賞主演男優賞に2度ノミネートされた経験を持つ、今やハリウッド界に欠かせない俳優だ。
それでは聴いていただきましょう。ライアン・ゴズリングで、「ただのケン」。
ライアンが演じる“パーフェクト”なケンは、みんなバービー!みんなケン!の中の1人で、その他大勢のただのケンにすぎない存在。おしゃれで人気者のバービー(マーゴット・ロビー)に恋焦がれ、なんとかバービーの気を引くために目立とうと必死な毎日を送る。しかし、もう1人のケン(シム・リウ)も魅力的なバービーに想いを寄せている様で、「ハイ!バービー!」とアピール合戦を続ける2人は常にライバル同士だ。バービードールのボーイフレンドとして開発されたケンたちは、本作ではバービーの”お飾り”(?)としてバービーの引き立て役に徹している。
「君無しの僕って何?」「僕だけじゃダメなんだ」と、自身の存在意義に疑問を持ち、苦悶するちょっぴり切ないケン。その後、楽曲にのせてケンの本当の想いが語られ、常に2番手で主人公にはなれず、バービーからも友達扱いされているケンの心の叫びを綴った歌詞にも注目だ。
さらに、バービーに良いところをみせたいケンが、サーフィンをしようと突っ込むもプラスチックの波にぶつかって吹っ飛んでしまったり、さりげなく鍛え上げられた上腕二頭筋を見せつけバービーにアピール、バービーを見つめギター片手に熱唱したりと、格好つけて振る舞うもどこか残念な姿も盛りだくさん。空回りしながらも、ひたむきにバービーのことを想うピュアなケンは、どこか応援したくなる魅力があり、一瞬で観客の心を掴んでしまうようなキャラクターだ。
ある日突然バービーの身体に異変が起こったことをきっかけに、その原因を探るためケンもバービーと共に人間世界へ行くことに。人間世界で新たな発見を重ねていくバービーの側で、ケンにとって人間世界はどう映るのか?ケンの存在が、その後バービーランドを大きく変えていく展開になっていく。
映画『バービー』は2023年8月11日、公開。