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映画『インクレディブル・ハルク』みんなに聞いた見どころ/好きなキャラ・シーン/おすすめポイント

映画『インクレディブル・ハルク』

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ1、初陣の一作として公開された『インクレディブル・ハルク』(2008)。MCU版ハルク/ブルース・バナー初登場となった本作では、『ファイト・クラブ』(1999)などのエドワード・ノートンが変身を恐れるヒーローを熱演。本作以降はマーク・ラファロに役を交代したため、ある意味では特殊な作品として成り立っている。

あらすじ:ブルース・バナーは、彼の力を利用しようともくろむ軍の黒幕によってアメリカに戻り、最も恐ろしい敵であるアボミネーションと真正面から向き合うことになる。

ディズニーがマーベル・スタジオを買収する前の作品で、シリーズとしては唯一ユニバーサル・スタジオが米配給を手がけた作品。本国では『アイアンマン』(2008)の後に公開された作品なのだが、日本では公開順序が逆転。そのため、本作のラストにカメオ登場するロバート・ダウニー・Jr.のトニー・スタークにほとんどの観客が混乱するという事態も起こった。

シリーズ後期にはコメディ・キャラクターへと成長したハルクだが、初登場の本作ではもっとハードで、哀しい存在として描かれる。主演俳優や配給会社が異なることから、これまでのMCU作品内ではあまり触れられてこなかった印象だが、悪役のエミル・ブロンスキーが「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)に、ブルースの恋人ベティやその父ロスが新作『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー』に再登場するなど、重要性が改めて増している。未見の方はもちろん、ずいぶん前に観たきりだという方も、改めておさえておきたい一作。

監督は当時『トランスポーター』シリーズで脚光を浴びたルイ・レテリエ。その後『グランド・イリュージョン』(2013)を人気作に押し上げると、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)で大作アクションに復帰する。

THE RIVERでは読者の皆さんに『インクレディブル・ハルク』の見どころ、好きなキャラ、好きなシーンについてや、初鑑賞時のエピソード、さらに未鑑賞の方へのおすすめコメントを尋ねた。

みんなに聞いた!映画『インクレディブル・ハルク』(2008)の見どころ、好きなキャラ、好きなシーン

オリジンストーリーをすっ飛ばし(オープニングクレジットで背景的に触れてはいますが)、いきなり逃亡の身となって潜伏生活を送っているところから始める手際。もちろん、そこには過去の実写作品(ドラマシリーズのリファレンスと前映画からの公開スパンの短さ)の影響があってこそですが。
あとはエドワード・ノートンが主演だったという事実。正直マーク・ラファロにはつい最近まで慣れなかった。(MHCYU さん 男性 30代)
まずハルクになるまで早い。
オープニングの映像の中でハルクになっちゃう。
これがすごい。ヒーロー映画で最速なんじゃないか?と思う。
ハルクはオープニングでハルクになっちゃってて逃走劇から始まる。展開が早い…わかりやすい
で追い詰められて暗闇で変身する。
ハルクになったのはわかるけど、まだ全容は見えない。面白いけど焦らされる。けど面白い。
最後はハルクよりヤバイやつが現れる!
ゴジラ映画と同じ構図。よりヤバい怪獣が現れて、ゴジラをみんなが応援するやつ。
それで真っ向勝負して名セリフ「ハルクスマッツュ!!」からのハルクの勝利。
ワクワクもいっぱいなのに2時間未満の映画。文句なし。名作。(親愛なるヴィジランテ さん 男性 30代)
冒頭の変身したハルクはホラーのような強さがあったが、物語が進むにつれて怖いだけでない部分が明らかに。最後のバトルでは空中から飛び降りてからの変身やハルクスマッシュがとてもかっこよく描かれており、作品を通してハルクがヒーローであるという認識をもたらしてくれた。(かとゆ さん 男性 20代)
ハルクになることを本当に怖れている陰鬱さ。
エドワード・ノートンならでは。(うすらはげ さん 男性 20代)
アボミネーションの初登場シーンです!カメラがPOVのような動きをして、徐々に彼の全容を見せていく演出。あのシーンだけはヒーロー映画じゃなくてモンスターパニック作品でした。(hato さん 男性 20代)
アメコミにはあまりなく、日本の漫画にはよくある「必殺技を叫ぶ」シーンが見所です!(エースけ さん 男性 20代)
ブルースは不器用だけど、ベティのことを大切に想っていて、自分がボロボロになりながらも必死で守る姿が切なくなります。ブルースの怒りと悲しみ、ベティへの愛が全面に押し出されているストーリーだとおもいます。他のMCUのストーリーに比べてダークな雰囲気も推しポイントです!(まみぽこパンツ さん 女性 30代)
ティム・ロス演じるエミル・ブロンスキー(アボミネーション)が最高に自分勝手で格好良い。他作品には無いようなかっこ良さがある。(らるて さん 女性 20代)
ありきたりな意見で恐縮ですが、ベティを連れ去り山奥の洞窟へ行ったハルクが雨の中雷に向かって吠えているシーンが、この後10年にわたり続くシリーズについて示唆しているのが好きです。『アベンジャーズ』、『マイティ・ソー:バトルロイヤル』と、その後の『雷様』との直接対決のたびにこのシーンが活きているように感じます。(O.G.U. さん 男性 30代)
作中の細かな所に登場するスタークのロゴや製品。超人血清や実はソー一作目との同時系列など、初期BIG3との関わりやシェアードユニバースならではの楽しみが詰まった作品だと思う!!(バイロン・ベック さん 男性 20代)
劇中にチラ見えするスターク・インダストリーズのロゴ!
そしてポストクレジットシーン♪(まぁぁぁゔ さん 男性 50代)
やはり最後のアイアンマンことトニー・スタークの登場シーン。今ではすっかりお馴染みのクロスオーバーシーンだが、当時はそれを観てこの先とんでもない事が待っているのではと高揚し、『アイアンマン』ラストで語られたアベンジャーズ計画が俄然楽しみになっていった。(ボン さん 男性 30代)

『インクレディブル・ハルク』みんなの初鑑賞エピソード

当時高校1年だった私は、事前にアベンジャーズをやる計画は聞いていたので、この日本でのMCU劇場公開第一作目はわくわくしながら映画館で観ました。もちろん、ここで初めて観たトニー・スタークに最高に興奮したのを覚えています。(MHCYU さん 男性 30代)
劇場では見れなかったが、その後、DVDレンタルが始まった時、某レンタルチェーン店で、『アイアンマン』『ハンコック』とともにスーパーヒーローキャンペーンとして売り出されていました。当時、ハルクのことを何も知らない私は、『インクレディブル・ハルク』のDVDパッケージを見て、パニックホラームビーと勘違いしており、なぜスーパーヒーローキャンペーンの一つなのか疑問でした(笑)。もちろん、今ではアベンジャーズのヒーローとして大好きなキャラクターです!(かとゆ さん 男性 20代)
ラストでブルースが怒りを制御した描写でニヤリと微笑むシーンで、私もつられてニヤリしました。(まみぽこパンツ さん 女性 30代)
ハルクは好きではなかったけれど、エドワード・ノートンの魅力いっぱいで見方がとても変わった。(らるて さん 女性 20代)
トニー・スタークが出て来たときは「?」でした。まさかこんなにも壮大にクロスオーバーするとは思いもしませんでした。(ryjokt さん 男性 30代)
当時はリブ・タイラーにうっとりしてました(まぁぁぁゔ さん 男性 50代)
公開よりずいぶん後になってDVDレンタルで初めて見ました。当時のこの作品の大きな話題性はもちろん、主役ブルース・バナーの日本語吹き替えが特撮経験もある俳優水嶋ヒロであることでした。読みの上手い下手はともかく、エドワード・ノートンの吹き替えとしてはしっくりきてると感じた記憶があります。視聴した頃には既にアベンジャーズも公開済みで、国内の公開順と違ってアイアンマンの1と2の間だよというのも人に教わっていました。なので最後のトニー・スターク登場もさほど驚きもなく見た記憶があります。そして作品自体も、MCUの一つとして見ていたので結構満足して視聴していました。(O.G.U. さん 男性 30代)
劇場公開当時、最後に登場するロバート・ダウニー・Jr.(トニー・スターク)に「えぇーっ!?」ってなって、一緒に観に行ってた友人は事情を知らなかったので説明してあげて、ワクワクが止まらないまま帰宅した思い出があります。(Fran さん 女性 50代)

まだ『インクレディブル・ハルク』を観たことがない方へ

・テンポがいい
・序盤、中盤、終盤でそれぞれ迫力のあるアクションを見せてくれる
・MCUの2作目なだけあって他作品との繋がりが明確に描かれている
・逃走劇としても優れている(インクレディブル・ハルク続編はよ さん 男性 20代)
MCUハルクのオリジン。
ヒーローが増えていく感覚がアベンジャーズをより面白くする。(かるび さん 20代)
後のインフィニティストーンやマルチバースのような、ストーリーの根幹に関わることはないが、MCUフェーズ1ならではの繋がりをワクワクさせる要素がニクい一本!! 根幹に関わらないとか俳優が違うからって省かないで!!(涙(バイロン・ベック さん 男性 20代)
・ハルクとアボミネーションのVFXが素晴らしい
・ハルク誕生の下りをダイジェストで纏めているため、開始20分ほどでド派手なアクションを堪能できる
・ブルースの苦悩が様々なアプローチで描かれている
・最後にあのキャラがカメオ出演する(私もアイアンマンだ さん 男性 20代)
この映画はまさに、ハルク版『アメイジング・スパイダーマン』だ。(マイク・シャイナー さん 男性 20代)
暴れたくはないか?(エースけ さん 男性 20代)

※ご回答いただいた皆様、ありがとうございました!

映画『インクレディブル・ハルク』はディズニープラスで配信中。

Checkシリーズ:ここが好き!MCU
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『インクレディブル・ハルク』 出演者・スタッフ

キャラクター名 キャスト
ブルース・バナー / ハルク エドワード・ノートン
ハルクの声 ルー・フェリグノ
エリザベス・“ベティ”・ロス リヴ・タイラー
エミル・ブロンスキー / アボミネーション ティム・ロス
サディアス・E・“サンダーボルト”・ロス ウィリアム・ハート
サミュエル・スターンズ
ティム・ブレイク・ネルソン
レナード・サムソン タイ・バーレル
キャスリーン・スパー クリスティナ・カボット
ジョー・グレラー ピーター・メンサー
スタンリー ポール・ソールズ
マルティナ デボラ・ナシメント
合気道のインストラクター ヒクソン・グレイシー
ロジャー・ハリントン マーティン・スター
トニー・スターク / アイアンマン ロバート・ダウニー・Jr

監督 ルイ・レテリエ
脚本 ザック・ペン
製作 アヴィ・アラッド
ゲイル・アン・ハード
ケヴィン・ファイギ
製作総指揮 アヴィ・アラッド
ゲイル・アン・ハード
ケヴィン・ファイギ
音楽 クレイグ・アームストロング
撮影 クレイグ・アームストロング
編集 ジョン・ライト
リック・シェイン
ヴィンセント・タバイロン

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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