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米IMAX社、クリストファー・ノーラン監督らと新型カメラを開発へ ─ 2023年後半に導入開始の見込み

クリストファー・ノーラン Christopher Nolan ジョーダン・ピール Jordan Peele
Photo by Richard Goldschmidt https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Christopher_Nolan,_London,_2013.jpg |Photo by Peabody Awards https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jordan_Peele_Peabody_2014_(cropped).jpg| Remixed by THE RIVER

米IMAX社が、クリストファー・ノーラン監督やジョーダン・ピール監督をはじめとするフィルムメーカーと共同で新型のカメラを開発することがわかった。米The Hollywood Repoterが報じている。

報道によると、同社は少なくとも4種類の新型カメラを開発する見込みで、米写真用品メーカーのコダック社と米カメラメーカーのパナヴィジョン社、米製作会社のlab Fotokemと共に製作を行うという。製作にあたっては、ノーラン監督やピール監督ら業界のプロとのヒアリングを重ねる予定で、このほか『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)リヌス・サンドグレンや、『ブラックパンサー』(2018)レイチェル・モリソン、『メッセージ』(2016)ブラッドフォード・ヤング、『インターステラー』(2015)などノーラン作品でお馴染みのホイテ・ヴァン・ホイテマといった撮影監督たちも開発に携わる。

新型カメラの機能に関する詳細は明かされていないが、「静音デザインと有用性」における向上が目指されているとのこと。導入開始時期については早くとも2023年後半が見込まれており、以降の撮影現場で活躍していくことになる。なお、新型に加え、現行モデルのカメラにもアップデートが施されることになるという。

このたびの発表に際し、ノーラン監督は「IMAX映画は映像に命を吹き込みます」とコメント。「解像度から色、鮮度など全てのクオリティにおいて、IMAXカメラを使用することに勝るものは現在ありません。フィルムメーカーや世界の映画ファンは改良されたIMAXの映画用新型カメラを喜ぶべきです」と予告した。

世界で数台しかないとされるIMAXカメラだが、特にハリウッドの大作映画における需要は近年高まってきている。2021年にはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『DUNE/デューン 砂の惑星』が世界初の「Filmed for IMAX®」作品として認定されたことも話題となった。ちなみに、IMAXカメラを用いた最新の映画としてはジョーダン・ピール監督最新作『Nope(原題)』が2022年7月に米公開を控えている。また、現在はノーラン監督最新作『Oppenheimer(原題)』の撮影でIMAXカメラが使用されているという。

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Source: THR,Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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