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『イン・ザ・ハイツ』映画版、新予告編が米公開 ─ 移民たちの夢と希望を描く傑作ミュージカル、米国で早くも絶賛の声

イン・ザ・ハイツ

『ハミルトン』のリン=マニュエル・ミランダによる傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画版イン・ザ・ハイツより新たな予告編が公開された。すでに試写が行われている米国では絶賛の声が数多く聞かれている、いま最も注目すべきミュージカル映画である。

舞台はマンハッタン・ニューヨークの一角にある「ワシントンハイツ」。たくさんの移民が暮らすこの町で、ドミニカ系移民のウスナビは両親が始めたコンビニを経営していた。彼の願いは、故郷であるドミニカに戻り、よりよい人生を送ること。ウスナビをはじめとするワシントンハイツの住民たちは、それぞれに夢と希望を抱えながら、厳しい現実に直面していた。チャンスをつかむための一歩を踏み出そうとする彼らに、ある時、ちょっとした奇跡と、ひとつの事件が起こる。

今回の予告編では、ラテンの躍動感あふれる劇中曲や切ないバラードを聴くことができるほか、現実離れした壁面でのダンスシーン、プールや路上での群舞などを垣間見ることができる。若者たちの淡く懸命な青春を示唆する、ひとりひとりの表情にも注目だ。

『イン・ザ・ハイツ』はリン=マニュエル・ミランダが1998年に初演し、2008年にブロードウェイへ進出した人気ミュージカル。トニー賞で13部門にノミネートされ、最優秀作品賞・楽曲賞など4部門に輝いたほか、グラミー賞では最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した。この作品ののち、ミランダは「世界一チケットが取れないミュージカル」と称される『ハミルトン』を生んだ。

イン・ザ・ハイツ

本作の映画化はミュージカル・ファンが待望していた企画であり、製作発表からは実に10年もの歳月が費やされた。映画版ではミランダの楽曲がもちろん引き継がれるほか、脚本は舞台版の戯曲を執筆したクイアラ・アレグリア・ヒューズが担当。監督は『クレイジー・リッチ!』(2018)のジョン・M・チュウが務め、生みの親であるミランダ自身がプロデューサーとして企画の舵を取った。

主演は『ハミルトン』でミランダの信頼を得たほか、『アリー/スター誕生』(2018)『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)などの話題作にも出演するアンソニー・ラモス。『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)『ブラック・クランズマン』(2018)のコーリー・ホーキンズ、シンガーソングライターのレスリー・グレースほか、フレッシュかつ実力確かな顔ぶれが驚きのパフォーマンスを見せる。なお、舞台でウスナビを演じたミランダも別の役どころで登場する。

ちなみに『イン・ザ・ハイツ』は2021年3~4月に日本版が東京・大阪・愛知などで上演された。本来は4月28日(水)に大千穐楽を迎える予定だったが、緊急事態宣言の発出を受け、4月25日(日)で上演が終了している。

映画『イン・ザ・ハイツ』は2021年6月11日に米国公開予定。同日より米HBO Maxにて配信もスタートする。

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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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