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『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』米2週目で低予算ホラー『インシディアス』新作に敗れる

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
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ディズニー『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、公開2週目にして全米Box Officeランキング2位に転落した。2週目末の国内興行収入は2,650万ドルの見込み。前週から約56%の大幅下落となった。

インディから1位の秘宝を奪ったのは、米ソニー・ピクチャーズ配給のホラー・スリラー『Insidious: The Red Door(原題)』。製作費わずか1,600万ドルのこの新作はデビュー週にして3,265万ドルの国内収入をあげ、製作費を手堅く回収し終えた。海外も含めると6,400万ドルを稼いでおり、作品としては既に御の字だろう。

『Insidious: The Red Door』は『インシディアス』シリーズ第5弾となる最新作。これまで『インシディアス』(2010)『インシディアス 第2章』(2013)『インシディアス 序章』(2015)『インシディアス 最後の鍵』(2018)が登場しており、日本でも『最後の鍵』以外は劇場公開されている。ジェイソン・ブラム製作のシリーズで、初期にはジェームズ・ワンが監督で参加。本作『The Red Door』では俳優のパトリック・ウィルソンが主演しながら監督デビューを飾った作品となっている。

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『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が3億ドルとされる製作費回収に苦しんでいる一方、低予算の『Insidious: The Red Door』がスマートな収益性を見せつけた。この夏は『ザ・フラッシュ』興収も製作費ギリギリといった期待外れの結果となっており、大作映画は投資回収に苦しんでいる。

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一方、小〜中規模のホラー作品はヒットを連発。類似の近例として、『M3GAN/ミーガン』(2023)は1,200万ドルの製作費に対し1億8,000万ドルの世界興収、『Smile スマイル』(2022)も1,700万ドルの製作費で2億1,740万ドルを稼いだ。

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Source:Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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