アントニオ・バンデラス、インディ・ジョーンズの友人役を演じる ─ 出番は「ほぼカメオみたいなもの」?

ハリソン・フォード主演のシリーズ最新作『インディ・ジョーンズ・アンド・ザ・ダイアル・オブ・デスティニー(Indiana Jones and the Dial of Destiny)』に出演するアントニオ・バンデラスが自らのキャラクターについて語った。どうやら、出番はあまりないようだ。米Colliderのインタビューにて明かしている。
『インディ・ジョーンズ』シリーズ15年ぶりとなる最新作では、1969年を舞台に、アメリカとロシアの宇宙開発競争を背景とする物語が繰り広げられる。初の予告編映像も公開されたばかりだ。
バンデラスはハリソン・フォードが再演するインディの友人役を務めるものの、その登場は数シーンに留まることようだ。
「私の演じる役柄は小さくて、ほぼカメオみたいなものです。インディの友人役で、あるものを必要としているためにインディのことを探しているんです。私の役は少ししか出てきませんが、映画の歴史であるこの冒険譚の一部になれたことはとても幸せです。」
物語の中心人物ではないにせよ、バンデラスは一大シリーズへの参加を非常に光栄なことと捉え「このセットに立てた事実だけでも、私にとって重要なことです。ハリソンと素晴らしい時間を過ごしました。彼はセットの中でも外でも紳士なんです。何度か一緒に食事をしましたが、なんて紳士的なんだと思いましたよ」とハリソンへの感謝やリスペクトを表明している。
本国スペインでのデビューからペドロ・アルモドバル監督作品の常連として出演し続ける他、ハリウッドでも『デスペラード』シリーズや『アンチャーテッド』(2022)などのアクション映画からのドラマ作品まで幅広いジャンルやキャラクターを演じてきたバンデラス。本人いわく「小さな役」かもしれないが、インディの友人役として圧倒的な存在感を放っていることだろう。
『インディ・ジョーンズ・アンド・ザ・ダイアル・オブ・デスティニー』の監督・脚本は『LOGAN/ローガン』『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールド、脚本は『フォードvsフェラーリ』のジェズ&ジョン=ヘンリー・バターワース、音楽は名匠ジョン・ウィリアムズが務める。
新キャストとして、インディの名づけ娘であるヘレナを「Fleabag フリーバッグ」(2016-)のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、インディと対立する悪役フォラーを“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン、フォラーの言いなりになる悪党・クレーバー役を『LOGAN/ローガン』(2017)のボイド・ホルブルックが登場する。
映画『インディ・ジョーンズ』第5作『Indiana Jones and the Dial of Destiny』は2023年夏に日本公開。米国では2023年6月30日公開。
Source:Collider