DC格闘ゲーム『インジャスティス2』に『ウォッチメン』キャラが参戦か?

2013年に発売されたInjustice: Gods Among Usは、悪に墜ちたスーパーマンが支配する世界にてレジスタンス活動を続けるバットマンが最後の手段で王道なヒーロー達がいる世界に救援を求める所から始まる格闘ゲーム。

ストーリー面でもそれの正統続編である『INJUSTICE2』はすでにアトロシタス&デクスター、ブルービートル(ハイメ・レイエス)、デッドショット、スーパーガール、ゴリラグロッド等の参戦が決定し、キャプテンコールドやDr.フェイトの登場も確実視されています。

そんな『インジャスティス2』の製作者エド・ブーンはtwitterにて非常に気になる質問ツイートをしました。それは「『インジャスティス2』にウォッチメンのキャラを出すのはどうか?」です。

長年、アラン・ムーアの『ウォッチメン』は聖域化されており、背景にカメオ出演することはあってもウォッチメンのキャラクターは彼らのモデル、元ネタが別世界でウォッチメンに酷似したキャラクターとなって表現されていました。例えばドクター・マンハッタンはキャプテンアトム、ナイトオウルはブルービートル(テッド・コード)、ロールシャッハはクエスチョンと言ったようにです。

その一方でウォッチメンと同じくらい歴史的名作な『キングダムカム』のキャラクター、例えばマゴッグはDCコミックスに登場しており、彼の存在がユニバースを『キングダムカム』に導いてしまうと語られた結果、マックスウェル・ロードに謀殺されたりしています。

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ですが2016年に発表されたDCユニバースRebirthにて、ウォッチメンのキャラクターがDCコミックスの世界と歴史に関与していることが示唆されており、聖域は少しずつ解放されているように思えます。そのことからゲーム『INJUSTICE2』にウォッチメンのキャラが登場するのもあながちありえないことではないかもしれません。

エド・ブーンがtwitter上でアンケートを採ったのは『ウォッチメン』だけではありません。『スポーン』や『ヘルボーイ』をゲスト参戦させることも検討している様子があり、制作陣営が多岐にわたる可能性を見ていることが伺えます。

ゲームだけでなく前日譚コミックも高い評価を受けた名作格闘ゲーム『INJUSTICE』。その続編ともなれば非常なプレッシャーになりますが、それに応えてくれることを望むばかりです。『INJUSTICE2』の発売は2017年予定となっています。楽しみですね。

参考url:https://twitter.com/noobde

About the author

ライター、翻訳の小村健人です。アメコミは主にスーパーマン、フラッシュ、アクアマン、ブースターゴールド、ジャスティスリーグ、バットマンとそのファミリー誌を主に追っており、原書の知識もあります。カートゥーン、洋ドラも視聴。アメコミ記事を描くことが多いですが、何分まだ若輩者ですので知識に穴があるようでしたらコメント欄でお知らせいただけると幸いです(できればどのアークに収録されているかも教えていただければさらに幸いです)。

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Comments

  • Ghost 2016年11月26日 at 6:00 PM

    DLCでロールシャッハをクエスチョンに変えられるスキンとか出たら面白いだろうなぁ

    Reply
  • DCcomoicsふぁん 2017年1月8日 at 11:52 AM

    >背景にカメオ出演することはあってもウォッチメンのキャラクターは別世界のよく似たモデルのキャラクターが出ていました。
    なんでこんな言い方してるんだろう。基本的にウォッチメンのキャラはそこからインスパイアされたはずなのに、まるで元ネタがパロディじゃないか

    Reply
    • 小村健人 2017年1月16日 at 10:20 PM

      ご意見、一理あると思います。
      ブルービートルがナイトオウルに繋がり、キャプテンアトムがドクターマンハッタンに繋がり、クエスチョンがロールシャッハに繋がる、謂わば元ネタ、モデルのキャラクターなのは確かです。加えてブルービートル、キャプテンアトム、クエスチョン、ピースメーカー等と言ったキャラクターはそれ単体でウォッチメンとは完全に独立した非常に人間的で魅力的なキャラクターとして存在しており、ウォッチメンとの繋がりを受け取るのは彼らが登場するイシュー単体では大変に難しい程です。たとえばブルービートルとブースターゴールドの友情。キャプテンアトムの政府とヒーローの板挟みや軍人とは思えない純朴な人間性。これは歴史的名チームのジャスティスリーグインターナショナルやスーパーバディにナイトオウルのモデルのブルービートルやキャプテンアトムが出ていても彼らの繰り広げるドラマはウォッチメンとは全くリンクしない独立した人間関係、素晴らしい物語を展開させたことからも理解いただけると思います。『ウォッチメン』は歴史的名作ですが彼らのモデルとなったキャラクターの魅力を忘れてはいけませんよね。

      ですが苦しい言い訳をさせていただくと物語においてマルチバース上でウォッチメンと思わしきアースの描写をする際にはウォッチメンのキャラクターはモデルのキャラクターを使って再現されることが多いということはお気づきになられるはずです。

      近年ですと『The Multiversity: Pax Americana』はブルービートルやキャプテンアトムをウォッチメンのキャラクターにかなり近づけた上で独自の興味深い物語を展開させ、『FINAL CRISIS』でもマンハッタンによく似たキャプテンアトムが登場し、強力な能力を発揮していましたのは記憶に新しいと思われます(いわゆるウォッチメンを想起させるアースのキャプテンアトムは従来のナサニエル・クリストファー・アダムではなくアレン・アダムという人物ではありますが)。つまりこれまでのDCの物語においてモデルから発展したウォッチメンのキャラクターをDCで描く際はこれまでモデルのキャラクターを使っていたという若干ややこしい表現をしていたわけです。しかし、そこからまた一歩踏み込もうとしているのがDCユニバースの現状。2016年に始まった『DCユニバースRebirth』ではウォッチメンのキャラクターの関与が示唆されていますし、再結成されたタイタンズでは『Made in Manhattan』というアークが始まり、ジャスティスリーグVSスーサイドスクワッドも重大な役割を担っているとのこと。もうすぐDCユニバース上でキャプテンアトムの名義ではない本物のドクターマンハッタンが見られる可能性は高そうです。

      とにかく気分を害されてしまったのはこちらの書き方が紛らわしかったからです。申し訳ありません。
      それはそれとしてすでにご存知と思われますがナイトオウルの元ネタのブルービートルことテッド・コードは現在『BLUE BEETLE』誌にてリランチ前では二代目、三代目と別れ、タイムトラベル以外では交わることがなかった三代目ブルービートルのハイメ・レイエスと組んで二人で一人のブルービートルとなり、楽しい話となっていますし、連載中の『THE FALL AND RISE OF CAPTAIN ATOM』ではまるでウォッチメンのマンハッタンのようなストーリーラインが予告されています。このキャプテンアトム誌。一ページ目からたいへん気になる導入となっています。

      長々と返信して申し訳ありません。モデルとそのモデルから発展した名作。複雑な関係ですがどちらも楽しみたいものですね。

      Reply
    • 小村健人 2017年1月16日 at 10:40 PM

      追信
      差し出がましいことをして恐縮ですがもしもスーパーバディズをまだ読んでいらっしゃらないようでしたら『アイデンティティクライシス』の翻訳が決まったことですし是非ともオススメしたいところです。ジャスティスリーグインターナショナルは翻訳されるのは難しいでしょうし少し古い作品になってしまいますがこちらですと比較的新しい話です。『アイデンティティクライシス』と翻訳未定の『インフィニットクライシス』と『52』にて非常に重要なポジションを果たすエロンゲイテッドマン、ブルービートル、ブースターゴールド、マックスウェル・ロードが登場していますしね。

      キース・ギッフェンのセリフがとても難しいのは難点ですがケヴィン・マグワイアの神業的アートによってキャラクターの表情が豊かに描写され、見ているだけでも彼らの空気が把握できます。スーパーバディズの話は『Formerly Known as the Justice League』と『JLA: Classified #4』から『JLA: Classified #9』を読めば大丈夫です。これらを読めば『アイデンティティクライシス』の読書体験が5倍、または20倍に跳ね上がることうけあいです。『アイデンティティクライシス』もスーパーバディズも未読ならば是非ご一考を。

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