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「本当に怖い映画でなければ無意味」『透明人間』の覚悟とは ─ 「娯楽性と怖さを両立させるのは難しい」

透明人間
© 2020 Universal Studios. All Rights Reserved.

誰もが知る恐怖と狂気を、最先端の技術で描き出す映画『透明人間』が公開中だ。本作のキャスト・監督は、いかなる決意で“透明人間”を現代に蘇らせたのだろうか。

主人公・セシリアを演じるエリザベス・モス、元カレから逃げてきたセシリアを自宅で匿う友人ジェームズ役のオルディス・ホッジ、ジェームズの娘でセシリアを精神的にも支えるシドニー役のストーム・リード、そして監督・脚本を手掛けたリー・ワネルが集結した本映像。全員でテーブルを囲み、『透明人間』を新たに描くにあたって、そして狂気に苛まれていくセシリアというキャラクターについて熱い議論を交わしている。

本作は透明人間からの視点ではなく、その被害者である女性「セシリア」の視点で進行していく物語。これまでのイメージを覆す逆転の発想から生まれたこの作品は、“恐怖”と“一人の女性のリアルな物語”を2 軸にして描かれている。

映像内では、ワネル監督から「我々が出会った時にリアリティという協業が始まった」という言葉を投げかけられたモスが、「私にとって特別な作品」と前置きしながらも、「監督と最初に話したのは本当に怖い映画にすること。でないと無意味」とはっきり断言しており、本作では “リアルな恐怖”を体感できることをしっかりアピール。

その一方で、自信が演じたセシリアという女性に対し、「重要なのは虐待されたからと言ってセシリアが弱いということではない」と彼女の芯の強さを強調している。その言葉に大きく頷くリードも、「正気であることを証明しようとしても、信じてもらえないことがたくさんある」と現実における女性たちのリアルな苦悩にも触れ、劇中でセシリアに襲いかかる恐怖と絶望が、実際に起こりうるかもしれないという事実を突きつけている。

「もし自分に起こったらどうか。誰も信じてくれない」と全員に投げかけるモスの言葉に、ホッジは「自分の価値を知るには、誰かが自分の人生のために闘ってくれることが大事」との持論を展開。それによって「ただ耐えるだけでなく、自分も闘える」と明かしており、セシリアにとってのジェームズやシドニーのように、周囲の協力や理解がその助けになることを力説している。

モス自身、「娯楽性と怖さを両立させるのは難しい。ポップコーンを食べて叫んで笑うと同時に女性のリアルな物語を描くのは簡単ではない」と話しながらも、本作ではその難しい挑戦に真正面から挑んだキャストと監督たち。劇中で描かれる最高の恐怖とリアルな女性の物語がどう化学変化を起こすのか、ぜひ劇場で確かめてみよう。

透明人間
© 2020 Universal Pictures

この『透明人間』は、『ゲット・アウト』(2017)、『アス』(2019)などの製作でハリウッドのホラー映画を牽引するブラムハウス・プロダクションズと『ソウ』シリーズの生みの親リー・ワネルが監督、脚本、製作総指揮を手掛けた、恐怖映画。主演は「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でゴールデン・グローブ賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞受賞のエリザベス・モス。狂気の演技で、これまでのイメージを一新しサスペンスフルに「透明人間」を描き出す。

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THE RIVER編集部
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