Menu
(0)

Search

『アイアンマン』公開15周年、ロバート・ダウニー・Jr.の起用は「ハリウッド史上最高の決断だった」とケヴィン・ファイギ

アイアンマン
© Paramount Pictures 写真:ゼータ イメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)をスタートさせた重要作『アイアンマン』(2008)が劇場公開15周年を迎えた。これを祝し、本作で監督を務めたジョン・ファヴローとマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長による対談映像が米国で公開されている。

ふたりは『アイアンマン』より、ロバート・ダウニー・Jr.演じる主人公トニー・スタークが、テロリスト集団に捕らわれていた洞窟で開発したパワースーツによって敵に反撃するシーンを回顧。パワースーツに身を包んだトニーが、敵から銃撃を受けたあと「俺の番だ(My turn)」と呟き、腕から炎を放つシーンに言及した。

ファヴローいわく、「ロバートをキャスティングするまで、それがどんなテイクになるのか完全には理解していなかった」とのこと。しかし、「一度ロバートが演じたらどうなるのかがわかり、すべての決断がもっと容易になりました」と述べている。

この発言を受けて、ファイギは、ロバートの起用は「ハリウッド史上最高の決断のひとつだったと思います」と語った。「ロバートに“君がいなかったら、こんな大変なことになっていなかったよ”と言ったでしょうね。つまり彼がいなかったら、僕たちはスタジオを持つこともなかったということです」。

ところで、この「俺の番だ(My turn)」という台詞は脚本の時点では存在せず、あとからアフレコで追加されたものだったそう。ファイギは「あなた(ファヴロー)とロバートは、茶化したり遊んだりしながらシリアスにやる、そのバランスが見事ですよね」と絶賛。このシーンについても「かなりありふれたシーンだったけれど、ロバートが見事にやり切ってくれて、良いシーンになったと思う」と語った。

ロバート・ダウニー・Jr.演じるアイアンマン/トニー・スタークは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)をもってMCUに別れを告げた。しかし、そのレガシーは今後も受け継がれていくに違いない。

Source: Marvel

Writer

アバター画像
Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。