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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』世界興収20億ドル突破、公開48日目で ― 史上第4位の成績に、日本でも大健闘

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の集大成、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の全世界興行収入が2018年6月11日(米国時間)に20億ドルを突破したことがわかった。4月25日に韓国やオーストラリアで劇場公開されてから48日目の達成であり、6月11日時点の興収成績は20億205万9,331ドル(推定)。日本円で約2,214億円(1ドル約110円換算)だ。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、この時点で世界興収の歴代第4位の成績を誇っている。第1位は『アバター』(2009)の27億8,800万ドル、第2位は『タイタニック』(1997)の21億8,750万ドル、そして第3位は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の20億6,820万ドルだ。
したがって本作はディズニーにとって、『フォースの覚醒』に次いで史上2本目の“20億ドル超え”作品となる。『フォースの覚醒』を超えて史上第3位に上れるかどうかは判断が難しいようで、「超えるかもしれないし、超えないかもしれないし」(米Collider)という予想がなされているところだ。

また『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の米国興収は6月11日(米国時間)時点で6億5,606万ドル(推定)を記録しており、これは歴代5位にあたる。忘れてはならないのは、MCUの前作にあたる『ブラックパンサー』(2018)が歴代第3位にランクインしていること、今も成績を伸ばし続けて7億ドルを突破する可能性が濃厚であることだ。したがって米国においては、『ブラックパンサー』がMCUの王座を譲らなかったわけである。

同日の時点で海外興収は13億4,600万円(推定)となっており、この記録は歴代第3位。米Deadline誌によれば、すぐれた成績を示したのはイギリス(9,510万ドル)と韓国(9,280万ドル)の2ヶ国。その後、ブラジル(6,590万ドル)、メキシコ(5,990万ドル)、オーストラリア(4,630万ドル)、フランス(4,530万ドル)、インド(4,360万ドル)、ドイツ(4,340万ドル)、ロシア(3,440万ドル)と続く。
ちなみに同誌によると、本作の日本における興収記録はロシアに次いで3,360万ドルを記録しているとのこと。国内ランキングでは『名探偵コナン ゼロの執行人』(2018)に勝てなかったものの、世界と比較してもこの結果は大健闘といえるだろう。どうか、次回作も世界と同時公開でお願いします…!

これまで『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、4月27日の米国公開後、3日間のオープニング興収で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抜いて史上最高記録を樹立。さらにわずか11日間で世界興収10億ドルを突破して最短記録を更新した。2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は本作が示した数字の数々を超えられるのか、そのあたりも大きな見どころになりそうだ。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国の映画館にて公開中。日本での劇場上映は6月21日(木)をもって一斉に終了するとのこと、劇場での見納めはお早めに!

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Sources: Deadline, Variety, Collider, Box Office Mojo

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。