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「思わぬ真実と向き合うことになる」 ― 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』キャプテン・アメリカは「危険な状態」に

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の製作チームは、キャプテン・アメリカにさらなる試練を用意しているのかもしれない。同作の脚本・監督チームが再結集した映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』および『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』で、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカは思わぬ真実を知ることになるという。

『アベンジャーズ』第4作は、2008年に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースに大きな区切りを付ける作品だ。多くの出演者がマーベル・スタジオとの出演契約を同作で満了し、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスは役柄からの卒業を明言している
しかし米ScreenRantによれば、脚本家のクリストファー・マルクスは、同作をキャプテン・アメリカにとっての「エピローグ」とは捉えていないようだ。

「僕は(『アベンジャーズ』2作品を)エピローグだとは言いませんよ。これはキャプテン・アメリカにとって史上最も厳しい戦いで、彼は思わぬ真実に向き合うことになるのかもしれません。」

思えば『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、想像を絶する事実を突きつけられたのはトニー・スターク/アイアンマンの側だった。二人の対立関係は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも継続するものとみられるが、今度はスティーブが予期せぬ現実を知ることになるのかもしれない……。

ちなみに米USA Today誌にて、演じるクリス・エヴァンスはキャプテン・アメリカに秘められた「危険性」を示唆している。

「彼は禁欲的な人物で、自分自身について、すごく日常的なところを大切にしているんです。朝起きた時には必ず習慣があると思うんですよね。根本的に、自分の健全さを保っておくところがあるというか。でも(『シビル・ウォー』を経て)それが少し失われてしまった。思いやりがなくなったわけじゃない、でも責任から手を引いたんですよ
でも僕は、重大な危険人物であることは彼の本質じゃないと思うんです。堅苦しくないという点もそうですね。そういうところを彼は一旦すべて切り離して、しばらく自分自身の中にこもっている。その結果として、彼はちょっと不遜で、少し危険な状態ですらあるんですよ。」

かつてないキャプテン・アメリカ像と、まだ彼の知らない「思わぬ真実」。この二つが結びついた時、物語はどんな展開を迎えるのだろうか?

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Sources: SR, USA Today

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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