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クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ役卒業を改めて明言 ― 2018年秋『アベンジャーズ4』再撮影を最後に

クリス・エヴァンス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14615990538/

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)以来、マーベル・シネマティック・ユニバースでスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカを演じてきたクリス・エヴァンスが、改めて役柄からの卒業を明言した。

2018年3月22日(現地時間)、米The New York Times紙はエヴァンスへのロングインタビュー記事を掲載。その中で、わずかに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』やキャプテン・アメリカ役の今後に言及されているのだ。以下はその引用で、[]は筆者による補完である。

「昨年[2017年]、彼[エヴァンス]は契約上ラスト2本のマーベル映画を連続して撮影した。4月公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、そして来年[2019年]予定されている続編だ。現在、彼がフランチャイズ[マーベル・シネマティック・ユニバース]に復帰する計画はない。(“追い出される前に電車を降りたいんです”と彼は言った)。秋に予定されている再撮影をもって、親しまれた赤と白、青のスーツを着る任期は終了するとみられる。」

ここで明らかにされているのは、やはりエヴァンスが『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』をもってキャプテン・アメリカ役を卒業すること、同作の再撮影が2018年秋に行われ、それがひとまず最後の機会となることだ。New York Times紙には、エヴァンスが現在ブロードウェイの舞台に立っていること、今後は自分で映画を撮りたいと考えていることなどが語られている。キャプテン・アメリカという大役を終えて、エヴァンスは今の自分が一番求める活動へと進んでいる最中なのだろう。

エヴァンスがキャプテン・アメリカ役を卒業するという話題が最初に浮上したのは2017年3月のこと。その後、彼はマーベル・スタジオとの契約を『アベンジャーズ』第4作で終了すること、本来の契約は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』までだったが1作延長したことを明かしていた

しかしながら、遠からずマーベル・シネマティック・ユニバースを卒業するのはエヴァンスだけではない。2017年11月、米Vanity Fair誌は、『アベンジャーズ』第4作をもってアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.、ソー役のクリス・ヘムズワース、ハルク役のマーク・ラファロ、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソン、ホークアイ役のジェレミー・レナーもスタジオとの出演契約を満了すると伝えたのである。
ただし、このうち卒業を自ら明言しているのはエヴァンスとヘムズワースのみ。以前より卒業が噂されているダウニー・Jr.は依然として真相を語っていないほか、ヨハンソンは単独映画『ブラック・ウィドウ(仮題)』の製作報道があったことから、おそらく契約を更新するとみられる。

ちなみにウォルト・ディズニー・カンパニーの20世紀フォックス買収が伝えられた際、エヴァンスは『ファンタスティック・フォー』シリーズ(2005, 2007)でヒューマン・トーチ役を演じたことを踏まえて、全キャラクター合流の暁にはキャプテン・アメリカとヒューマン・トーチのバディ・ムービーをやりたいと述べていた。むろんリップ・サービスだと理解すべきだろうが、ファンとしてはどうしても期待してしまう……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)米国公開予定だ。

Source: NYT
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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