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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は「すべての伏線回収する」 ― 監督&マーベル社長が豪語

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、2008年『アイアンマン』に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの集大成として製作される一本だ。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーといったキャラクターが揃い踏みし、これまでユニバースを支えてきたスター俳優陣も夢の共演を果たすことになる。

ただし、そんな“お祭り映画”としての素質十分な本作には、単なる“お祭り”にとどまらない、従来の展開をすべて回収する意欲的な仕掛けも用意されているようだ。

「すべてのストーリーがつながる」

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』の米国盤ブルーレイに収録されている特典映像“Marvel Studios: The First Ten Years – The Evolution of Heroes”(日本盤にも別タイトルで収録されるとみられる)では、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長、そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のジョー・ルッソ監督がその目論みを強調しているようだ。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に続いてヒーローたちの群像劇を手がけるジョー監督は、本作のストーリーを「極致」という言葉で説明している。

マーベルが『アイアンマン』以来描いてきた、すべてのストーリーが、今度の『アベンジャーズ』2作品で、ひとつの物語として繋がるんです。ストーリーテリングの極致ですよ。」

さらにケヴィン社長は、そのストーリーについて、さらに具体的な言葉で自信を語っているのだ。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、それ以前の18作品で見せた、ささいなストーリーや伏線をすべて回収します。かつてなかったことですよ。大きなストーリーの存在を作品ごとに示唆して、すさまじい結末に向けて物語を構築していくなんて。」

ともすれば熱心な観客たちですら、それぞれの映画にしっかりと浸りすぎてしまい、どれが伏線だったのかを具体的に記憶していない……。マーベル・シネマティック・ユニバースには、今やそんな可能性すらもありうるだろう。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、想像を絶する伏線回収に驚愕することになるかもしれない。

しかもケヴィン社長は、従来の物語や伏線をすべて回収すると宣言しつつ、こんなふうにも述べているのだ。

「同時に、未来のために新しい方向性も示しますからね。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。もはや楽しみにすることしかできない……。

Source: https://screenrant.com/avengers-3-4-plot-mcu/
©THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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