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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は史上最も「ヒューマン」なマーベル映画に ― 「予想以上」「本当に面白いストーリー」

読者のみなさんは、マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成となる映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にどんな印象をお持ちだろうか。過去10年間にわたる物語をフィナーレへと導く壮大なストーリー、60名以上ともいわれる出演者が揃い踏みする豪華絢爛な“お祭り騒ぎ”、それとも映画史に残るほどダイナミックなアクション映画……。

これまでの『アベンジャーズ』シリーズは、あくまでスーパーヒーローのクロスオーバーというイベント的な性質が強かった。しかし『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)を手がけた監督&脚本家たちは、従来とは異なる方向性で作品を牽引しようとしているようだ。ファルコン役のアンソニー・マッキーによれば、本作は史上最も「ヒューマン」なマーベル映画なのだという。

アンソニー・マッキー、ストーリーに太鼓判

2017年夏、撮影現場にて米Entertainment Tonightのインタビューに応じたアンソニー・マッキーは、本作の印象を率直に語っている。

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「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は(従来とは)大きく異なりますし、ショッキングな場面がたくさんありますよ。ファンのみなさんは、この映画に、すべてのキャラクターに予想している以上のものを見ることになると思います。この作品は『アベンジャーズ』史上、全マーベル映画史上、もっともヒューマンな作品ですよ。スーパーヒーローたちがいかに普通の人々でありうるか、見て驚いてもらえると思います。」

これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース作品は、スーパーヒーローを主人公としながら、あくまで登場人物たちの心理や内面を丁寧に掘り下げて、観客が共感しうる、あるいは理解しうる存在としてストーリーを展開していく傾向にあった。その性質は、日本国内のプロモーションでは「超人間ドラマ」という言葉によってアピールされているほどである。

アンソニーの言葉から推測するなら、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、これまでスタジオが培ってきたストーリーテリングや演出など、あらゆる技術とノウハウをアップデートした作品になりそうだ。しかし「ヒューマン」という言葉は、これまで公開されてきた予告編から受ける印象とも異なるものではないだろうか。それに60人以上の登場人物を扱いながら、「史上もっともヒューマン」なストーリーを紡ぐことなど、本当にできるのか……。

「選びぬかれた、本当に、本当に面白いストーリーが描かれます。すべての登場人物が人間らしいんですよ。」

おそらく多くの出演者と同じく、アンソニーも脚本の全編を読んではいないことだろう。それにもかかわらず、これほど強く言い切れるだけの手応えが彼にはあるということだ。

ちなみに本作の脚本をすべて読むことを許された数少ない出演者の一人、ベネディクト・カンバーバッチは「あっという間に読んでしまった」と述べて、その完成度の高さを熱く語っている

「驚くほど素晴らしかったですよ。とにかく停滞しない、一度始まったら決して止まらないんです。怖くて、鮮やかで、恐ろしくて、時に愉快で、また非常に感動的で、ずっと動き続けている。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。それにしても、どこまでハードルを上げれば気が済むの……!

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ウェブサイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

Source: ET

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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