主演のトム・クルーズを食う女優ふたりの奮闘を見よ!『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』レビュー

『ミッション:インポッシブル』のイーサン・ハントに続くトム・クルーズの当たり役となりつつあるジャック・リーチャー。2012年にクリストファー・マッカリー監督で映画化された第1作が全世界で2億ドルを超える大ヒットを記録。前作のマッカリーは製作に回り、2003年の『ラストサムライ』でトムとタッグを組んだエドワード・ズウィックが監督として登板した。今回はリー・チャイルドの原作の中でもより近作の『NEVER GO BACK』が使われ、流れ者リーチャーのさらなる活躍が描かれる。

共演は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・ヒューリーの右腕で、S.H.I.E.L.Dのエージェント、マリア・ヒルを演じたコビー・スマルダーズ。そして、日本ではスーパー!ドラマTVで放送されたTVシリーズ『HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン』で主要キャストの少女マリナを演じたダニカ・ヤロシュ。 陸軍のエリート指揮官だったトム演じるリーチャーが退任した数年後。スマルダーズ演じる彼の後任者ターナー少佐が国家反逆罪で逮捕される。彼女の無実を証明し、リーチャーの元部下を殺害した真犯人を暴くため、リーチャーが引き戻される。流れ者の身から引き戻された彼は、正義のためには手段を選ばず、事件の真相に迫っていくというのがストーリーの流れだ。

主役のトムは相変わらず体を張ったアクションを見せ、『ミッション:インポッシブル』のハントとは違う、人間的な魅力を見せる。常に敵の先を読み、共に行動する者を守るために戦う彼の姿はまさに第2のハマリ役と言える。だが、そんなトムを食うような活躍を見せるのがリーチャーと行動を共にするふたりの女性だ。ターナー少佐役のスマルダーズは『アベンジャーズ』で見せたかっこよさはそのままに、リーチャーに「このままだと彼女に殺されるぞ」と言わしめる激しいアクションで魅了する。そして、リーチャーの娘かもしれない少女サマンサ役のヤロシュは、リーチャー張りの観察力と行動力(時には失敗するのもご愛敬だが)で敵を翻弄する。このふたりの奮闘ぶりが今回の映画の最大の魅力と言っても過言ではない。 観客に対してサービス精神旺盛で、次々にヒット作を量産するトム・クルーズ。プロデューサーとしても才能を発揮する彼の活躍はまだまだ続きそうだ。そんな彼のさらなる新作に期待せずにはいられない。

About the author

小学館のテレビ雑誌『テレパル』の映画担当を経て映画・海外ドラマライターに。小さなころから映画好き。素晴らしい映画との出会いを求めて、マスコミ試写に足しげく通い、海外ドラマ(アメリカ、韓国ほか)も主にCSやBS放送で数多くチェックしています。

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