トム・クルーズの新たな代表作!どこにも属さないアウトロー、『ジャック・リーチャー』は奥が深かった!原作では巨漢キャラ?
『ジャック・リーチャー』原作は全米ベストセラー小説
2012年に公開されたトム・クルーズ主演の映画『アウトロー』の続編がまもなく公開されます。そこで、このシリーズ化を期に物語の背景を調べたところ、思っていた以上に奥が深いことに驚かされました。
トム・クルーズが演じたジャック・リーチャーは、イギリスの小説家リー・チャイルドが産んだ架空の元米陸軍憲兵隊捜査官。しかし、軍を退役し、今はどこにも属さないアウトロー。
架空でありながら、その設定はリアリズムに基づき、まるでジャック・リーチャーが実在するかのような展開で、全米でベストセラーのシリーズになっています。また、シリーズはすでに17作品にものぼり、そのうち7作が日本語版に翻訳されています。 これを機会に全作日本語版を出版していただきたいものです。
前作『アウトロー』は、9作目の作品『One Shot』(日本語で既刊)を映画化したものです。製作理由は「ジャック・リーチャーを紹介するのに最適で、最も映画的な作品だから」と、プロデューサーはコメントしています。
次回作『ジャック・リーチャー Never Go Back』は、残念ながら、まだ日本では、その原作を読むことができません。
ジャック・リーチャーは実は巨漢
リー・チャイルドが描くジャック・リーチャーは、身長は2m近く、体重100kg以上のダークな巨漢をイメージして書かれています。小柄で、しかもポジティブなトム・クルーズとは正反対なキャラクター。 全米でベストセラーになっているこの主人公をトム・クルーズが演じることに、全米が賛否に湧きました。原作者の頭の中にあるイメージは、「ブルース・ウィリスを一回り大きくした、ウィリアム・ハートの顔」。
候補にはラッセル・クロウが有力視されていたようですが、原作者の耳に入ったのは、トム・クルーズ!監督の希望だったそうです。
すると原作者リー・チャイルドの答えは、「私が作ったキャラクターを演じるのに、史上最大の映画スターを断る理由はない」。
トム・クルーズの反応
「原作者のリー・チャイルドがOKを出さなければ、この役を引き受けなかった」
こうして、トム・クルーズ演じるジャック・リーチャーが実現すことになりました。当初はシリーズ化の予定はなかったようですが、トムにとってもハマり役だったのでしょう。結果新シリーズが始動することになったというわけです。