ジェイデン・スミス、白いバットマン姿でラップする新曲”Batman”MVをドロップ
ウィル・スミスの息子としても知られる俳優/歌手のジェイデン・スミスが、最新ミュージック・ビデオ”Batman”を公開した。
ドレイクの”Jumpman“を彷彿させるダウナーなこの曲で、ジェイデンは自分自身をバットマンことブルース・ウェインに投映させている。
ジェイデンもブルース同様、父から偉大なるものを引き継いでいるという背景がある。本MVでハリウッドのウォーク・オブ・フェイムでスーパーマンやバットマン、スパイダーマンのコスプレ姿のパフォーマーらと戯れる様子を見せながら、最後には腕を組みながら人混みを離れひとりになるジェイデン。富も名声も得た二世スターとしての複雑な心境を、ブルース・ウェイン / バットマンになぞらえているのだろう。
フックで”Batman, Batman, Batman”と歌っているものの、リリックはややパーソナルな内容だ。コミック・ファンが反応するラインとしては、“ジョーカーが俺をacid浸けにした”という部分がある。原作コミックでジョーカーは化学物質(acid)のタンクに落下することで誕生している。また、ここでの”acid”には、LSDの意味合いもかけられているだろう。ほか、“ジョーカーどもが未だに戦争したがってる”とのラインも。
ちなみにジェイデンの父ウィル・スミスは、映画『スーサイド・スクワッド』(2016)で主要キャラクターであるデッドショットを演じ、劇中でバットマンに捕らえられている。ジェイデンは現在、その『スーサイド・スクワッド』エンチャントレス役カーラ・デルヴィーニュと共に、最新主演映画『ライフ・イン・ア・イヤー(原題:Life in a Year)』の撮影中。カーラ演じる余命1年の恋人と、残された時間をふたりで懸命に生きる非愛物語だという。この撮影のため、ジェイデンは”Batman”MVでも振り乱していたトレードマークのドレッドヘアーをバッサリ切り落としている。新世代の”リアル・ブルース・ウェイン”の次なる挙動を楽しみにしたい。
ジェイデン・スミスの”Batman”は、アルバム”SYRE”に収録。
Eyecatch Image:https://youtu.be/Qa12ewbKGbY