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ジェイク・ギレンホール、『プリズナーズ』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督との再タッグを示唆

ドゥニ・ヴィルヌーヴ ジェイク・ギレンホール
Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35397143143/ | Toglenn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jake_Gyllenhaal_2019_by_Glenn_Francis.jpg | Remixed by THE RIVER

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)などのジェイク・ギレンホールが、『プリズナーズ』(2013)『複製された男』(2013)を手がけたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督との再タッグを示唆した。撮影監督、ロジャー・ディーキンスのポッドキャスト「Team Deakins」にて語っている。

ジェイクとヴィルヌーヴがタッグを組んだ『プリズナーズ』は、ヒュー・ジャックマンとのW主演で少女誘拐事件を追う父親と刑事を描いたスリラー。その後、同名小説を映画化したミステリ作品『複製された男』でも作業をともにしているが、制作そのものは『複製された男』のほうが1年近く早かった。同作が決まる以前、ディナーをともにしたエピソードをジェイクが振り返っている。

「ドゥニは、この映画(『複製された男』)を撮らなければいけないんだけれども、その理由までは分かっていないと言っていましたね。“この映画を作る必要があるし、あなたと作らなければいけないと思う”と言われたのを覚えてますよ。“別の誰かを見つけることもできるけれど、あなたが演じるイメージが頭から離れない”と。そういうことってすごく珍しいんですよね。」

ジェイクはヴィルヌーヴとの関係性について「人生には、こういう繋がりがある人と出会うことがある。その繋がりがあそこで始まったんです」と語る。互いに特別な縁を感じているらしい2人は、次なる顔合わせに向けた準備を進めているらしい。ジェイクは「ドゥニとは今まで(作品の)作業を続けてきているし、“また一緒に仕事できるのが待ちきれない”と書いてくれました。僕も同じ気持ちなんです」と明かした。

現在、ヴィルヌーヴ監督はSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』の制作中。ティモシー・シャラメをはじめとする豪華キャストを迎えた同作は2部作の方針で、しかもスピンオフドラマも進められているため、ヴィルヌーヴは完成後も忙しい日々を送ることになりそうだ。ただし、監督自身は『DUNE』ののち、過去作『ボーダーライン』(2015)のようなスケールの作品を手がけたいとも語っている。もしも『DUNE』続編に先がけて小規模作品に戻ってくるとしたら、それがジェイクとの再タッグになる可能性もありそうだ。犯罪映画、ミステリ映画と続いてきたタッグだが、3度目はどんな作品に?

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Sources: Team Deakins, IndieWire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。