『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン監督、「ベストコミック映画」に『デッドプール』

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督は、マーベルだけでなく、DCコミックスによる『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)や、ドラマ「ピースメイカー」も手掛けている。マーベルとDCの両方に携わる監督が明かす、“ベストコミック映画”とは何なのだろうか?
このたびガン監督は、Twitterでファンからリクエストされたさまざまなジャンルのベストスリーに答えている。“コミック映画で最も好きな作品”について聞かれた監督は、「『スパイダーマン:スパイダーバース』、『デッドプール』、『アイアンマン』」と返す。1つ目として監督が名を挙げている『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)は、マルチバースからアッセンブルしたスパイダーマンをさまざまなアニメーション・スタイルで描き分けた映画だ。
ガン監督作品には個性的なものが多く、『ザ・スーサイド・スクワッド』ではコメディとバイオレンスという相反する要素を見事に織り交ぜた独特な作風を通して、DCのヴィランたちが政府から課せられた前代未聞の任務に挑む姿が描かれていた。2つ目の作品として挙げられている『デッドプール』(2017)もまた、コミカルでポップな雰囲気でありながら、『ザ・スーサイド・スクワッド』と同じように過激な描写で破天荒の主人公の活躍が描かれた。
最後の作品は『アイアンマン』(2008)。天才的な頭脳を持つ億万長者の起業家・発明家、トニー・スタークを主人公とした作品で、アイアンマン誕生の物語が描かれる。『アイアンマン』はコミックファン以外には深く知られていなかった登場人物を主人公とした作品だったにもかかわらず、世界中でメガヒット。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のすべてのはじまりである『アイアンマン』は、スーパーヒーロー/コミック映画の可能性を切り開いた作品ともいえるわけだ。
いずれの作品も選定理由の詳細は明かされていないが、ベストスリーに選ぶということは相当な思い入れがあるということだろう。
Into the Spider-Verse, Deadpool, Iron Man
— James Gunn (@JamesGunn) February 27, 2022