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ジェイミー・リー・カーティス、マーベル作品への出演に前向きも「依頼が来るとは思えない」理由とは?

ジェイミー・リー・カーティス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19779706875/

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品では、アンソニー・ホプキンスをはじめ、トミー・リー・ジョーンズ、ロバート・レッドフォード、カート・ラッセル、クリスチャン・ベールなど、大物俳優の出演が相次いで絶えない。さらなる名優の出演が期待されているが、そこにジェイミー・リー・カーティスが加わる可能性はあるだろうか?

ジェイミー・リー・カーティスといえば、『ハロウィン』(1978)のローリー役を演じたことから脚光を浴び、『ザ・フォッグ』(1980)『プロムナイト』(1980)などホラー映画に立て続けに出演し、“悲鳴の女王”と呼ばれるようになった。『トゥルーライズ』(1994)ではゴールデングローブ主演女優賞を受賞し、それ以降も、『ハロウィン』シリーズをはじめ、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)など、さまざまなジャンルの作品に出演しては、確かな演技力で観る者を魅了している。

2021年には、ベネチア国際映画祭の金獅子生涯功労賞を受賞し、名実ともに偉大な俳優であるカーティスだが、これまでのキャリアでMCU作品に出演した経験はない。米Peopleのインタビューにカーティスは、「マーベルに対して何の恨みもありません。マーベルの映画はたくさん観てきましたから」と、スーパーヒーロー映画に対して否定的ではないと語っている。

そもそもどんな経緯で、カーティスにマーベル作品の質問が投げかけられたのだろうか。きっかけは、自身が出演する映画『Everything Everywhere All at Once(原題)』が、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)と偶然にも同じ時期に公開され、またマルチバースという同じ題材を扱っていたことだった。これを受けてカーティスは、Instagramにてふたつの作品を比較する投稿を寄せていたのである。

ポスターを比較した投稿では、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』について「コピーキャット」とコメント。さらには、The New York Timesが『Everything Everywhere All at Once』を高く評価している批評の写真を投稿した際に、「#guessiwillneverbecastinamarvelmovie(マーベル作品に呼ばれることはないでしょう)というハッシュタグまで載せていた

この一連の投稿は上述の通り、マーベルに対する批判ではなく、カーティスは「地球上で一番負けず嫌いな人なのかもしれません」と競争心からくるものや、冗談混じりにやっていたことだったと説明している。

「正直なところ、色々と言ってしまったので、彼らから依頼が来るとは思っていません。ただ、私は協力的なアーティストなんです。これまで多くの方々と様々なことを一緒にやってきました。もしも役が興味深く、自分の力を発揮できるのであれば、(マーベル)とももちろん一緒に仕事をしますよ。」

MCU参加に前向きな姿勢もみせるカーティスだが、「マーベルが、(11月で)64歳になる女性と何かしたいと思っているとは想像できません」と続けている。さらに、「もしもマーベル映画に出演することになったら、ドットを身体中に張り付けられて、どこかの倉庫でひとり演技をさせられるのではないかと心配なんです」とも説明。VFX・CGを多用した撮影、孤立した場所で演技させられることに懸念があるということだろう。

現時点では、カーティスがMCU作品に出演する予定はない。もしも出演することになった場合、どんな役が似合うだろうか?

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Source:People

Writer

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。