「スター・ウォーズ」ジャー・ジャー・ビンクス役俳優、バッシングの苦しみを綴る意向 ― チューバッカ&ヨーダ俳優も続々コメント

スター・ウォーズ史上もっとも嫌われたキャラクター」。そんな不名誉な烙印を押されてきた、ジャー・ジャー・ビンクス役のアーメッド・ベストが自身の19年間について綴る意向を明かした。

『エピソード1/ファントム・メナス』(1999)で初登場したジャー・ジャーは、コミカルなビジュアルと饒舌なせりふでコメディリリーフとしての役割を担うも、キャラクターの評価は決して芳しくなかった。ジャー・ジャーというキャラクターやアーメッドには一部のファンから激しいバッシングが繰り返されており、アーメッドはかつて自殺を考えていたこと、そして当時について「お話しするのは今でもつらいことです」と記したのである。

この告白ののち、ファンや関係者からはアーメッドへの温かい言葉が多数寄せられた。その中には、アーメッドの身に『ファントム・メナス』以降起こったこと、その物語を聞かせてほしいという声も少なくなかったのである。そうした要望に対して、アーメッドはこう応答した。

「たくさんの愛情と優しさをありがとうございます。本当に驚きました。僕はこの話を書き始めるつもりです。今までそんなことをしたことがありませんから、助けが必要になるでしょう。書いてみて、ここに投稿していきます。拡散してください。みなさんのサポートに感謝します。これは私にとって本当に意義のあることです。」

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)の公開後、一部の「スター・ウォーズ」ファンの間では激しいバッシングやヘイトが再燃している。同作を手がけたライアン・ジョンソン監督や、ローズ・ティコ役のケリー・マリー・トランに対する嫌がらせや差別発言は今や大きな問題として取り扱われ、米国メディアでは「有毒なファン・コミュニティが『スター・ウォーズ』を殺す」という特集記事まで発表される状況なのだ。アーメッドが自身の過去について語り始めたこと、ファンが当時の出来事から学ぼうとする意志を示していることは、明らかにこうした経緯の影響下にある。

 

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督は、アーメッドの告白が話題となる中で、クリエイターに対してヘイトやバッシングを行う過激なファンに厳しい苦言を呈した。ボバ・フェットのスピンオフ映画に就任したと報じられた『LOGAN/ローガン』(2017)のジェームズ・マンゴールド監督は、「スター・ウォーズ」の話題だとは明言しなかったものの、ファンのバッシングが今後の映画から創造性を奪ってしまう可能性に警鐘を鳴らしている。

アーメッドに対して、初代チューバッカ役のピーター・メイヒューは「君の物語は聞かれるべきだし、みんなにはその準備ができている。公に語ることは大勢の人に影響を与えることになるでしょう」と記した。またヨーダ役のフランク・オズは、「君に多くの愛情とサポートが届いているようで本当にうれしい」としながら、「観客には私たちの仕事を嫌いになって、批判的なコメントをぶつける権利がある。それを私たちは受け入れることができる。でも、どうして常に攻撃やこきおろしを受けなきゃいけない? それこそがつらいんだ」と遺憾の意を表している。

『ファントム・メナス』から19年、『最後のジェダイ』から約半年。「スター・ウォーズ」をめぐるファンとクリエイターたちのコミュニティには、“レジェンド”たちを巻き込んで大きな変化が生まれようとしている。創造主にもかかわらず、理不尽なまでのバッシングとヘイトにさらされたジョージ・ルーカスの元にも、いずれこうした動きが伝わっていくことを願うばかりだ。今後もTHE RIVERでは、本件にまつわる、アーメッドをはじめとした関係者たちの様子をできるかぎり追いかけていきたい。

Sources: Ahmed Best, Peter Meyhew, Frank Oz, James Mangold, CB
Eyecatch Image: Photo by Luigi Novi Remixed by THE RIVER

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THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

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Comments

  • seren 2018年7月30日 at 7:51 PM

    役者には同情するし彼らへのいかなるヘイトも許容できないが、イウォークとジャージャーは大嫌い

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