ジャレッド・レトが『スーサイド・スクワッド』を未だに観ていない理由 ― 「共演者に使用済みコンドームを送った」説は完全否定

映画『スーサイド・スクワッド』(2016)でDCコミックスの有名ヴィラン、ジョーカーを演じたジャレッド・レトはどうやら未だに同作を観ていないらしい。最新作『ブレードランナー 2049』(2017年10月27日公開)を控えて、ウェブメディア「SYFY WIRE」のインタビューに応じたレトがその理由を明らかにしている。

思えばレトは『スーサイド・スクワッド』の劇場公開当時、出演シーンが大幅にカットされたことを嘆いていた。“やり過ぎ”とまで評されたメソッド演技のエピソードは世界中のメディアを賑わせただけに、それほどの力を注いだ役柄が軽んじられたと考えたのではないかと推測する声もあったのだ。

ジャレッド・レトが『スーサイド・スクワッド』を観ない理由

なぜ劇場公開から1年以上が経過してもなお、レトは『スーサイド・スクワッド』を観ないのか?
レトの言葉を聞いてみると、その理由が決して感情的なものではないこと、また『スーサイド・スクワッド』という作品にネガティブな思いがあるゆえではないことがわかってくる。作品を観ていない理由を、彼は「観ると主観的になる」からだと説明しているのだ。

自分の映画を観ながら考えごとをしていると、ただ自意識過剰になってしまうことがあるんです。自分の演技を繰り返してしまうとか、映画が好きじゃなかったとか、そのどちらでもなく自意識過剰になることがあるんですよ。そこから得られるものがあるとは思いません。脚本を読めば、何が起こるのかはわかりますしね。」

スーサイド・スクワッド

SUICIDE SQUAD and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved

こう語っているように、実はレトが観ていないのは『スーサイド・スクワッド』だけではない。アカデミー助演男優賞を受賞した代表作『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2013)ですら、彼はまだ本編を観たことがないというのだ。

しかしレトのキャリアにも“例外”はある。路上生活で体重を激減させて臨んだという『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)や、それから自身がプロジェクトに強く賛同したという『ブレードランナー 2049』は「いつか」観るつもりでいるらしい。すなわち“ネガティブな思いがあるから作品を観ない”のではなく、むしろ“強い思い入れがあるから作品を観る”という考え方なのだろう。

「使用済みコンドーム」実際には送っていなかった

また時を同じくして、レトは『スーサイド・スクワッド』撮影時のエピソードがいかに誇張されていたかを明らかにしている。米エンターテインメント・ウィークリー誌のラジオ番組で、レトは「共演者に使用済みのコンドームを送った」というエピソードが真実ではないこと、そして共演者とのやり取りが実際どんなものであったかを話しているのだ。

(伝えられたエピソードは)ほとんどが全部デタラメでしたよ。使ったコンドームを送ったとか、ウソですからね。たとえばタイムズ・スクエアでパンツを脱いで、いかに大声で叫んでプラカードを掲げようが、そんなの関係ないってことですよ。みんなが求めているストーリーが広まるんです。」

そしてレトは自分の口から、“共演者に贈り物をした”というエピソードの真実を語っているのだ。

「ラッピングしたギフトをみんなに贈りました。みんなが贈り物を手にするのを楽しみにしてたし、撮影現場で笑ってくれてましたね。ジョーカーならどんなものを贈るだろうか、っていう考え方だったんです。僕が全部は考えられなかったので、チームやアシスタントがやってくれました。すごく楽しかったですよ。[中略]箱を開けるとポルノ雑誌が出てきたり。『プラス60』(編注:60代以上のポルノ雑誌)とかね。“どんなのが面白いかな、どんなのがバカバカしいかな、インパクトあるかな”って。」

レトは今後、『スーサイド・スクワッド』続編(タイトル未定)やハーレイ・クインとのスピンオフ作品、ハーレイ・クインが主役の『ゴッサム・シティ・サイレンズ(仮題)』といった作品でジョーカーを演じる予定だ。『スーサイド・スクワッド』では味わいきれなかった“レト流ジョーカー”の魅力を、これからもスクリーンでさらに炸裂させてくれるに違いない。

映画『スーサイド・スクワッド』のブルーレイ&DVDは現在発売中
なお、レトの最新作『ブレードランナー 2049』は2017年10月27日より全国ロードショー。

Sources: http://www.syfy.com/syfywire/jared-leto-never-saw-suicide-squad-either
http://ew.com/movies/2017/09/28/jared-leto-suicide-squad-condoms-denial/
http://screenrant.com/suicide-squad-jared-leto-method-acting/
SUICIDE SQUAD and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved

 

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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