『スーサイド・スクワッド』出番大量カットのジャレッド・レト悲痛コメント。観客は激怒「予告編詐欺」→訴訟へ
『スーサイド・スクワッド』にジョーカー役で出演したジャレッド・レトが嘆いている。
劇場公開版でジョーカーの出番が少なからずカットされていることを受けて、レトは当初インタビューで「うまくいけば日の目を見るだろう」と余裕気味の対応をしていた。しかしアメリカでの公開から数日が経過し、ついにその悲しい本音を語ったのである。
「お気に入りの仕事だった」
ジョーカーが『スーサイド・スクワッド』に馴染んでいるかどうか、レトは「わからない」と述べている。レトは脚本を読んで「ジョーカーはメイン・ストーリーと並行してハーレイを取り戻そうとする役割」だと捉えていたようだ。カットされた出演シーンについて、最新のインタビューでレトはこう話している。
「撮影したシーンがたくさんカットされたことは理解してるよ。でも自分のシーンは、これまで出演した映画のなかでもお気に入りの仕事だった。狂気をにじませるシーンすべてに貢献できたと思ってるんだ。もっと(狂気を)足したいと思っていたしね。(カットされたシーンは)ジョーカーの映画を作るのに十分な量だと思うよ。もし明日僕が死んだら、きっとスタジオは映像を公開するんじゃないかな。R指定、成人指定のシーンもあるけどね」
そもそもレトは『スーサイド・スクワッド』がR指定になることを望み、現場でもその希望を述べていたという。「いずれR指定になると思ってたんだよ。ヴィラン(悪役)の映画はそうであるべきだ」とレトはコメントしている。
もっともレトはジョーカー役への関心を失ったわけではなく、バットマンとジョーカーがしっかり共演する作品やハーレイ・クインとのスピンオフには強い興味を示している。一刻も早い再演を期待したい。
「予告編詐欺」に激怒したファンが訴訟へ
レトが落ち込んでいる一方、ジャレッド・レトのジョーカーを観たかったファンの一部は大激怒している。ソーシャルニュースサイト・Redditには、「予告編と本編があまりに違うのでワーナーとDCを訴える」という投稿すら見られた。
投稿主はこう書き込んでいる。
「『スーサイド・スクワッド』の予告編にはお金を払いたくなるようなジョーカーのシーンが含まれていました。だから私は、ワーナーとDCが宣伝に使っていたシーンのために映画を観に行ったんです。でもそのシーンは映画にはありませんでした。予告にあったシーンを観るべくロンドンまで300マイル運転したにもかかわらず、ワーナーとDCはそのシーンを私に観せなかったのです」
「このことは裁判沙汰にします。私は払い戻しを求めたい。映画代とスコットランドからロンドンまでの燃料費160ポンド、これを請求して裁判所から叩き出された私を指さして笑って、恥をかかせるといい」
「無意味なデタラメを止めましょう。『デラックス・プレミアム・スペシャル・ディレクターズカット・ゴールド・エクステンデッド・エディション・完全版』などという無意味なものにお金を払わせないようにしましょう。劇場で観られると宣伝されたものはきちんと劇場で観られるべきだし、人々は宣伝で見たものを基準にお金を払っているのです」
さて、製作元・配給元を訴えるかどうかは別にして、あなたはこの意見をどう考えるだろうか? ちなみに海外の情報によれば、『スーサイド・スクワッド』にジャレッド・レトは10分ほどしか出演していないようだ。
source:http://www.cosmicbooknews.com/content/enough-joker-cut-scenes-solo-movie-leto-wanted-r-rated-suicide-squad
http://comicbook.com/2016/08/09/suicide-squad-moviegoer-suing-warner-bros-for-falsely-advertisin/