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『ダラス・バイヤーズ・クラブ』ジャン=マルク・ヴァレ監督が急逝 ─「ビッグ・リトル・ライズ」『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』でも知られる

ジャン=マルク・ヴァレ
Photo by Alan Langford https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jean-Marc_Vall%C3%A9e,_Genie_Awards_2012_(6822697506).jpg

『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2013)などのジャン=マルク・ヴァレ監督が急逝したことがわかった。58歳だった。

Deadlineによるとジャン=マルク・ヴァレ監督は、カナダ・ケベック州郊外の山小屋で亡くなっていたとのこと。本記事時点では急逝に至った詳細は伝えられていない。クリエイティブパートナーのネイサン・ロスは、以下のように声明文を公表した。

「ジャン=マルクは、創造性、真正性、そして異なることへの挑戦を支持していました。彼は真の芸術家であり、寛大で愛情深い方でした。 彼の才能とビジョンには、一緒に仕事をした誰もが目を見張るものがありました。彼は友人であり、クリエイティブパートナーであり、兄のような存在だったのです。巨匠がいなくなるのは寂しいですが、彼の美しいスタイルと、世界と分かち合った衝撃的な作品が生き続けることを知れば、心が慰められるでしょう。」

カナダ出身の監督、脚本家、編集者、プロデューサーのジャン=マルク・ヴァレの代表作のひとつといえば、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』だろう。同作は、HIV患者が特効薬を入手するため奔走する姿を描いた実話映画で、アカデミー賞では、メインキャストのマシュー・マコノヒー&ジャレッド・レトがそれぞれ主演・助演男優賞に輝いた。その次回作として発表された『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)では、リース・ウィザースプーンとローラ・ダーンがそれぞれアカデミー賞主演・助演女優賞に候補入り。そのほかには、ジェイク・ギレンホール主演『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2015)などを手掛けたことでも知られている監督だ。

ジャン=マルク・ヴァレ監督は映画界だけでなく、「シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人 」(2018)をはじめ、「ビッグ・リトル・ライズ」(2017-)などテレビドラマ界でも活躍していた。「ビッグ・リトル・ライズ」はエミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞などで数々の賞に輝いた一作だ。

ご冥福をお祈りします。

Source:Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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