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Netflix「ジェシカ・ジョーンズ」最終シーズン、予告編が公開 ─ すれ違う思惑、最強の知能犯

Marvel ジェシカ・ジョーンズ シーズン3
David Giesbrecht/Netflix

マーベル・コミック原作、Netflixオリジナル作品「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」最終シーズン(シーズン3)の予告映像が公開された。本作は2019年6月14日(金)より全世界独占配信となる。

「ジェシカ・ジョーンズ、君はペテン師だ」。クリステン・リッター演じるジェシカ・ジョーンズに電話越しに語りかけるのは、「The Knick/ザ・ニック」(2014-2015)『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018)のジェレミー・ボブ演じるグレゴリー・サリンジャーである。「君はあらゆることを許されてきた。ミスにミスを重ね、自分をコントロールできず、ルールもなく暴力を振るってきたんだ」

自分の命を狙っているグレゴリーについて、ジェシカはトリッシュ・ウォーカー(レイチェル・テイラー)に「この男は私たち2人よりも賢い」と警告する。しかしレイチェルは「それは分からない」と懐疑的だ。グレゴリーの凶行がつづく中、ジェシカとレイチェルの関係はぎくしゃくしたまま。あげくグレゴリーは逮捕されるが、ジェリ・ホガース(キャリー・アン=モス)は「不当逮捕だ」と主張する……。

トリッシュはジェシカに「あなたは自分の道を行って、私も自分のやり方でやるから」と言い放つ。かたや、ジェシカはジェシーに「あなたに敬意を払っていられる方法もある」と訴えるが、ジェシーは「それは優先すべきことじゃない」と退けるのだった。グレゴリーをめぐって三者の思惑はすれ違っていくようである。

グレゴリーはささやく。「ジェシカ・ジョーンズ、君は世界を救えると信じていた。しかし恐れるあまり失敗してきた。それは君が、今後も決してヒーローではありえないからだ」。かたや、トリッシュに「ヒーローだと思われてなくてもいいの?」と尋ねられたジェシカは「どう思われてるかなんて関係ない」と答えるのだった。

「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3には、そのほかマルコム・デュカス役のエカ・ダーヴィル、ドロシー・ウォーカー役のレベッカ・デモーネイらが続投するほか、新キャストとして『リンカーン/秘密の書』(2012)『白鯨との闘い』(2015)のベンジャミン・ウォーカーが出演。エグゼクティブ・プロデューサー&ショーランナーは、前2シーズンに続いてメリッサ・ローゼンバーグが担当する。

2018年秋より、Netflixはマーベル原作ドラマの終了を相次いで決定。「Marvel デアデビル」(2015-2018)「Marvel ルーク・ケイジ」(2016-2018)「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)「Marvel パニッシャー」(2017-2019)がすでに終了しており、「ジェシカ・ジョーンズ」最終シーズンをもって、Netflix製作のマーベルドラマは全て終了となる。

Netflixオリジナル作品「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3は2019年6月14日(金)全世界独占配信
配信ページ:https://www.netflix.com/title/80002311

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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