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Netflix「ジェシカ・ジョーンズ」「パニッシャー」製作終了、関係者からコメント続出 ─ 「マーベルには『何か』がある」

https://www.instagram.com/p/BuCVvpcF0jF/ スクリーンショット

Netflixによるマーベル原作ドラマ「Marvel パニッシャー」(2017-)「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」(2015-)の製作終了を受けて、両シリーズや関連作品の関係者が相次いでコメントを発表している。

2018年秋、Netflixは「Marvel デアデビル」(2015-2018)「Marvel ルーク・ケイジ」(2016-2018)「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)の3作品を相次いで終了。「パニッシャー」「ジェシカ・ジョーンズ」の製作終了によって、Netflixとマーベル・テレビジョンのパートナーシップに幕が降ろされることとなった。
なお、「パニッシャー」は2019年1月19日に配信されたシーズン2をもって終了、「ジェシカ・ジョーンズ」は2019年内に配信されるシーズン3が最終シーズンとなる。

主演俳優&ショーランナー、感謝を表明

パニッシャー役のジョン・バーンサル、ジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッターは、それぞれInstagramにてファンへのコメントを記した。

ジョン・バーンサル
「懸命に働いてきたすべての方々へ。喪失を知るすべての方々へ。フランク(・キャッスル/パニッシャー)と彼の痛みを愛し、理解してくださったすべての方々へ。彼の靴を履いて歩くことができて光栄でした。コミックファンのみなさん、それから軍隊やフランクにとって大きな意味を持つ法執行機関に所属する男性と女性のみなさんに心から感謝します。アメリカ海兵隊(USMC)、僕を鍛えてくれた最高の兵士のみなさん、ありがとうございます。全力でやれ、行ってこい(Go Hard. Be Safe.)。」

 
 
 
 
 
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Taken a few weeks back at the table read for our SERIES FINALE. I love these people to the moon and back. It has been a dream to play Jessica alongside my amazing cast and the best crew in the business for these past 5 years. I am so grateful for every second of it. We have THE BEST fans. You guys mean the world to me and I appreciate you beyond words. The final season of #JessicaJones is coming later this year and I am proud of how we complete JJ’s journey. I can’t wait for you all to see it. Stay tuned and more to come. 💪🏻🖤 (Also my creator/ showrunner/ partner/ bff @melissa.rosenberg is totally wearing a #krystenknitter original ☺️☺️) @rachaelmaytaylor @ekadarville @carrieannemoss @netflix @marvelsjessicajones @marvel

Krysten Ritterさん(@therealkrystenritter)がシェアした投稿 –

クリステン・リッター
「数週間前、最終シーズンの読み合わせで撮った写真です。私はこの方々が本当に、本当に大好きです。素晴らしいキャスト、最高のスタッフと一緒にジェシカを5年間演じられたことは夢のようです。すべての瞬間をとてもありがたく思います。それから最高のファンの方々、みなさんは私にとってかけがえのない存在です。言葉にできないほど感謝しています。『ジェシカ・ジョーンズ』の最終シーズンは今年(2019年)お届けします。ジェシカ・ジョーンズの旅路を終えられることをうれしく思います。みなさんにお見せできるのが楽しみです。ご期待ください、それから、その後の到着にも。」

「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3の撮影は2018年6月から始まっており、Netflixによる終了の決定がストーリーに反映されているのかはわからない。「ジェシカ・ジョーンズの旅路を終えられる」との言葉が物語の完結を意味しているのか、Netflixでの製作終了を意味しているのかも不明瞭だ。しかしマーベル・テレビジョンの意向と同じく、クリステンも、シリーズ終了の「その後」が存在することを今から示唆している。

同シリーズのショーランナーであるメリッサ・ローゼンバーグ氏も、「ジェシカ・ジョーンズ」終了への感謝を述べつつ、来たるシーズン3への意気込みをTwitterにて記した。

「『ジェシカ・ジョーンズ』ファンのみなさん、そしてフォロワーのみなさん、ご支援をありがとうございました!素晴らしい経験でした。クリステン・リッターほか、みなさんに心から感謝します。最後の13エピソードで華々しく終わりたいと思います。お届けできるのが待ちきれません。」

マーベルはシリーズを救済するか

Netflixがマーベル原作ドラマをすべて製作終了したことを受けて、マーベル・テレビジョン側は意味深なコメントを発している。

「我々のネットワークのパートナーは、すばらしいキャラクターの物語をもはや描き続けたくないとの判断を下したようですが、けれどもご存知のように、マーベルはもっとやれます。かつてマシュー・マードックの父親は言いました。“男の尺度はどうマットに倒れたかじゃない、どう起き上がったかだ”。つづく…!(To be continued…!)」

一連の終了について、代表のジェフ・ローブ氏は「Netflixの下した決定」だと明言。「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「パニッシャー」にブレット・マホニー刑事役で出演したロイス・ジョンソンも、今回の終了報道後、米Comicbook.comのインタビューにて「マーベルの問題ではない」とのコメントを発している。「Netflixが“われわれは継続しない”と言ったんですよ、なんらかの理由で」

製作終了の決定後、ロイスはシリーズの関係者から連絡を受けたことを明らかにしている。

「電話をひとつ、メールをふたつ。“最高の旅だったね”と。電話では“きっとまた会えるよ”って、いい話をしましたね。同じ役柄で出会えれば最高です。マーベルは、このままじっとして何もしない会社ではないと思います。何かがありますよ、僕は応援しますね。」

しかし一部報道によれば、このたび終了したドラマのキャラクターは、契約の都合上、Netflix製作でない作品に今後2年間登場できないという。この説は「デアデビル」マーシ・スタール役のエイミー・ラトバーグが認めていたが、ロイスも同じく「18ヶ月、最大2年待たなきゃいけないと聞きました」と述べている。

Netflixによるマーベル原作ドラマは、これまでNetflixが製作を終えてきたドラマと同じく、今後も同サービスで配信が継続される予定。いずれマーベルの手でシリーズが再開される可能性は示唆されているものの、その時期は不明のままだ。

Sources: ComicBook.com(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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