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『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2予告編が公開 ─ 2018年3月配信予定、物語は「エモーショナル・スリラー」へ

Netflix

Netflix/マーベルドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』待望のシーズン2予告編動画が公開された。

『ジェシカ・ジョーンズ』は、『アベンジャーズ』などマーベル・シネマティック・ユニバースと世界観を共有するNetflixオリジナルドラマ。自身もスーパーパワーを持ちながら一連の超人騒動には冷めた態度を持つニューヨークの私立探偵、ジェシカ・ジョーンズが怪事件に挑む物語を描く。『デアデビル』シーズン1に続くNetflix/マーベルドラマ第二弾として2015年より配信が開始され、アメリカ放送界では最高の栄誉とされるピーボディ賞も受賞している。

サイコ・スリラーからエモーショナル・スリラーへ

「誰にだって隠し事はある。自分には無くても、誰かの秘密を握ってる」──フードを被り、望遠カメラを覗き込むジェシカ・ジョーンズは、引き続き私立探偵としてニューヨークの街を這っていた。女性ロック・ミュージシャンの先駆者として知られるHeartの1977年の楽曲「Barracuda」をバックに、ジェシカは相変わらずニヒルな表情で捜査をこなしていくが、過去に眠る「秘密」が彼女を苦しめていく。

予告編の最後には、バー(ルーク・ケイジは何処へ?)でショットを流し込むジェシカの姿に合わせて「”大いなる力には大いなる責任が伴う”なら、そのままアンタに吐き出すよ」と、『スパイダーマン』お馴染みの台詞を誰かに投げているジェシカ。果たしてシーズン2でジェシカを待つ新たな問題とは…?

「シーズン2冒頭でのジェシカはとても暗い状態にある」──ジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッターは、シーズン2の概要を次のように明かしている。

「今回も継続したことは、ストーリーをとてもパーソナルなものにすることでした。シーズン1が彼女の頭の中や思考の中の物語だったとすれば、シーズン2では、もっと彼女のハートに迫っていきます。引き続きサイコ・スリラーではありますけど、今回は言わばエモーショナル・スリラーですね。

キルグレイブ、復活

シーズン2では、シーズン1のヴィランとして異様な存在感を放ったキルグレイブが復活することもわかっている。不気味な目つきで再びジェシカに迫るキルグレイブの姿を報じたEntertainment Weeklyでは、ショウランナー(製作総指揮)メリッサ・ローゼンバーグがこの異彩を放つヴィラン復帰の重要性を語った。

「『ジェシカ・ジョーンズ』は、ジェシカと彼女の内側にあるもの、そこに生じるもがきを描く作品です。キルグレイブは、彼女の成り立ちやトラウマの一部を占めている。だからこそ、キルグレイブが再来して対峙するというのが非常に重要なわけです。」

「復活」──世界的にそう報じられているように、キルグレイブといえばシーズン1でジェシカに倒されている。デイヴィッド・テナント演じるこの不気味な男は、いったい何故復活を果たすことができたのか。シーズン1では、人々を洗脳して思いのままに操ることのできる能力を持ち、洗脳能力を利用して過去にはジェシカに強引な男女関係を迫っていたことがジェシカ自身の深いトラウマを遺していた。この忌々しい能力は、シーズン2でも健在なのだろうか…?

「シーズン1ではジェシカのトラウマがフォーカスされましたね」と語るメリッサによれば、シーズン2はさらにその傷を深くえぐることになる。これがクリステンにして「エモーショナル・スリラー」と表現させるところなのだろう。メリッサは「シーズン1のジェシカはキルグレイブに出会う前からいくらか混乱状態にあったようでしたけど、シーズン2ではこの混乱をさらに深く掘ってえぐり出し、彼女の核に迫ります。それが私たちの目的ですね」と語っている。

『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』の影響

同記事では、インタビュワーより「『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』も登場し、ニューヨークも攻撃されるようです。ストリート・レベルのヒーローたちはどのように対処を?」と興味深い質問も投げられた。残念ながらメリッサは「特に何もしません」と答え、次のように留めている。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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