【解説】『ジャスティス・リーグ』後のDC映画に登場が予想されるアポコリプス/ニュージェネシス関連キャラクター4選

すでに続編も予定されているDC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)。ラスボスに相当するのがダークサイドなのは疑いの余地もありませんが、惑星アポコリプスとそれに対抗するニュージェネシスには多くの魅力的なキャラクターがいます。そこで今回は、これからのDC映画に登場が予想される関連キャラクターを紹介します。

老婆だが残忍さも戦闘力も超一級 グラニーグッドネス

映画『ジャスティス・リーグ』の大きな欠点として、ヴィランであるステッペンウルフのキャラクターが弱いというものがありました。それはコミックでもだいたいは共通しており、今回の映画はヴィランとのバトルよりもジャスティス・リーグというチームの結成とスーパーマンの復活がメインだったのもあり、仕方のないことです。


そんなステッペンウルフよりも強力で圧倒的なキャラクター性を持つアポコリプスのキャラクターがグラニーグッドネスです。恰幅の良い老婆が鎧をつけているだけに見えますが、彼女の戦闘力は紛れもなくダークサイドの右腕と称するに相応しいものであり、酷薄な振る舞いと邪悪な企みにおいては目を瞠るものがあります。ダークサイドの親衛隊である女戦士集団のフューリーを初めとした戦闘員の指導もしており、地球にて名ヒーローとして活躍するMr.ミラクルとビッグバルダの師匠でもあります。

善神のパーソナリティに邪神の生まれを持つオライオン

最強最悪の邪神ダークサイドの子息でありながら善神ハイファーザーに育てられたオライオンは高貴な物腰と人を惹き付けるカリスマを持つ強力な戦士です。アポコリプスと戦うのに非常に意欲的であり、弱き人々を守るのにも情熱を傾けていて同僚のニュージェネシスからの信望も厚い非の打ち所のない好人物なのがオライオンというヒーローです。

ですが、彼の高潔さも善性もハイファーザーの教育によって育まれた後天的なものであり、マザーボックスによって美丈夫の顔を作ってもいますが、戦いの興奮や憎しみ、怒りに呑まれてしまうと爆発的な戦闘力の上昇とともに実父ダークサイドと瓜二つな素顔が表面化してしまいます。オライオンは善神であることに強い拘りを持っており、それに恥じない行動をしますが、自身に眠る邪悪な獣性には深いコンプレックスを抱いています。善性と悪性の二面性に苦しむ深みのあるキャラクターです。

暗黒惑星で育つも悪に呑まれない純真さと素朴さを持つMr.ミラクル(&ビッグバルダ)

Mr.ミラクルはアポコリプスと対をなす善神世界ニュージェネシスの主神であるハイファーザーの息子にして幼少期を育ったというオライオンと鏡合わせのヒーローですが、鏡合わせなのは生い立ちだけではありません。

マザーボックスと飛行アイテムのフライングディスクのみを携えて人界に現れたMr.ミラクル/スコット・フリーの特筆すべき点は圧倒的なオーラの無さにあります。マザーボックスを装備して、マザーボックスを巧みに操る者という謎めいた存在でありながらも戦闘力はさほどではなくて機転をメインに戦う人物。そんなスコット・フリーは初登場では世界最高の脱出王、初代Mr.ミラクル/サディアス・ブラウンの側を通りがかっただけの好青年にしか見えません。そんなオーラのないスコット・フリーはたちまち先代Mr.ミラクルや付き人のオベロンと打ち解け、死した先代の後を継いでヒーローになることを決めます。

幼少期からアポコリプスの洗脳教育と邪悪なグラニーグッドネスに育てられながらも、決して呑まれない強靭な善性と良心を兼ね備えたスコット・フリーは戦闘力ではなく、どんな環境でも生き抜く類まれなサバイバリティを持っているのが強みです。誰に対しても朗らかに接する人格者で、ボンクラヒーローチームのジャスティス・リーグ・インターナショナルでも伸び伸びと活躍し、ブースター・ゴールド&ブルー・ビートルを家に招いて楽しく遊ぶ仲になっています。どんな環境だろうと最期は脱出し、自己表現の場を掴んで良心によって友人を作るMr.ミラクルはダークサイドなどの影響力に真っ向から打ち勝ったヒーローと言えるでしょう。

また、Mr.ミラクルにはダークサイド親衛隊のフューリーにてリーダーを務めていたビッグバルダという妻がいます。非常に大柄な女性で身長は2mを優に越し、戦闘力もワンダーウーマンと肩を並べるほどである優秀な戦士ですが、ビッグバルダは自分にはない優しさと穏やかさを持つMr.ミラクルを深く愛しています。

 

日本人ヒーローのソニー・スモウは反生命方程式を宿す重要キャラ

DCユニバースではカタナ/ヤマシロ・タツ、二代目トイマン/オカムラ・ヒロ、二代目Dr.ライト/ホシ・キミヨ、レッドアロー/エミコ・クイーンと日本人のヒーローが存在します。多くの名キャラクターの中でも知名度と人気では映画『スーサイド・スクワッド』(2016)にも登場したカタナがトップですが、対ダークサイドにおける重要度ではソニー・スモウに勝るキャラクターはいないでしょう。

ソニー・スモウとはその名の通り相撲レスラーにして闇試合をするダーティーな武道家ですが、その正体は精神の奥底にダークサイドが渇望してやまない反生命方程式を宿した神秘的な相撲レスラーです。アポコリプスと戦うフォーエヴァーピーポーの一員にもなったことがあり、ダークサイドが反生命方程式をついに使った『ファイナル・クライシス』でも重要な役どころを演じました。ある意味でこれからのキーマンと言える相撲レスラーです。

映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月18日より公開中。

About the author

DCコミックスと非ヒーローコミックスをメインに読んでいます。

ユーロコミックスを原語で読むのが現状の目標です。

好きなヒーローチーム:ジャスティス・リーグ・インターナショナル

好きなヒーロー:たくさんのDCヒーロー(特にキース・ギッフェンがライターを担当した時のヒーローかヴィラン)

 

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