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『ジャスティス・リーグ』出演者&スタッフ、ザック・スナイダー監督のビジョンを絶賛!ディレクターズ・カット版を望む声も

ジャスティス・リーグ
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

ワーナー・ブラザース/DCコミックス作品ジャスティス・リーグは、これまで『マン・オブ・スティール』(2013)や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でユニバースの礎を築いてきたザック・スナイダー監督と、その降板を受けての後任者として、作品を明るくライトなトーンに仕上げてみせた『アベンジャーズ』(2012)のジョス・ウェドンによる“共作”だ。

そんな中、出演者たちが声を揃えているのは、当初から『ジャスティス・リーグ』の映画化に邁進してきたザック・スナイダーのビジョンへの称賛である。ヒーローを演じた俳優たちは、ザックの思いや取り組みをいかに受け止めてきたのか、そしてジョスの引き継ぎ作業をどう考えてきたのか……。

「ザック・スナイダーはマジで最高」

英Empireの特集記事にて、『ジャスティス・リーグ』を「これはザック・スナイダーの映画ですよ。彼は素晴らしいビジョンの持ち主です」と断言するのは、ワンダーウーマン役のガル・ガドットだ。彼女はジョスによる再撮影や編集作業についても「彼(ジョス)はザックに信頼されているし、彼がやりたかったことをきちんと理解しているんです」と述べて、あくまでザックによる作業の補足であったことを強調している。

また、撮影現場でのザックの取り組みに感動を隠していないのはフラッシュ役のエズラ・ミラーだ。アクアマン役のジェイソン・モモア「ザック大好き。ザックのためならなんでもやる」と話しているのと同じく、エズラもその仕事ぶりに心酔したようである。

「彼(ザック)は僕たちの一人一人や全員を呼び出して、あらゆる点で説明しづらいことを説明する時間を作るんです。その場面がどうなるのか、いかに進むべき道に忠実なのかをはっきりと伝えてくれるんですよ。魅了されたし、驚かされたし、圧倒されましたね。ザック・スナイダーはマジで最高、伝説ですよ。永遠にね。

そんな中、主要人物のうち随一のベテラン俳優であるバットマン役のベン・アフレックは、ジョスを「『アベンジャーズ』の監督だというだけじゃない、優れたストーリーテラー」だと評価している。

「ジョスが興味を持ったのは(製作の)パズルのような部分でした。そこにないピースを用意する、残りのピースをはめ込んで、彼自身の色をつけるんです。ザックの感覚や作風、演出とうまくバランスを取りましたね。[中略]ザックの仕事を見せられて、すごくうれしいですよ。」

そう、『ジャスティス・リーグ』の見どころは、「ここはザック・スナイダー!」「ここはジョス・ウェドン!」といった具合で、二人の映画監督による味わいの違いをさまざまに味わえるところにもあるのだ。従来のDC映画ユニバースを愛する人なら戸惑うところがあるかもしれないが、誰もが予想しなかったコラボレーションは、ひとまず一つの作品として幸福な結実を迎えている。

撮影監督、ザック版ディレクターズ・カットを希望

もっとも『ジャスティス・リーグ』を観ると、「もしもザック・スナイダーが降板せずに最後まで作っていたら?」という思いも頭をよぎるだろう。完成した作品の出来が云々ではなく、それほど“ザックだけじゃない”という印象の映画になっているのだ。ワーナーの要望とはいえ、約2時間という上映時間にまとまったのもジョスの采配がうまく働いたといえそうである。ただしその一方で、アクアマンの背景をはじめとした諸要素は、今後登場するヒーローたちの単独映画までの“お楽しみ”となっている……。

ザックの指揮による本撮影で撮影監督を務めたファビアン・ワグナー氏は、そんな『ジャスティス・リーグ』の「ザック・スナイダー版ディレクターズ・カット」を待望する者のひとりだ。米The Hollywood Reporterの取材で、彼はザック作品を愛するがゆえの心境をありのままに語っている。

「この映画は思った以上に短かったですね、入っていないシーンがありますよ。(ザックによる)ディレクターズ・カット版が観られることを心から願っています。撮影して、本編に入らなかったシーンを全部入れてね。(ザックの)ディレクターズ・カット版が素晴らしいのは、長いけれども、じっくりと時間をかけて物語を描くところなんです。彼のディレクターズ・カットを観て、“これは長いな”って思ったことはありませんよ。3時間だろうが、3時間10分だろうが、いつもあっという間に思えるんです。」

残念ながら、ファビアン氏はスケジュールの都合でジョスによる再撮影に参加していないという。しかし、それでも再撮影パートの映像には十分満足しているようだ。つまり、彼がザックによるディレクターズ・カット版を希望するのは、とにかく「ザックが当初イメージしていた『ジャスティス・リーグ』を観てみたい!」というところなのだろう。

映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月23日より全国の映画館にて公開中。ザック・スナイダーのファンも、そうでない人も、DC映画の新たな一歩をぜひ劇場で目撃すべし!

Sources: Empire Magazine 2017 November (Issue 342)
https://www.comicbookmovie.com/justice_league/justice-league-cast-discuss-how-they-learned-zack-snyder-was-moving-on-and-joss-whedons-direction-a154224

https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/justice-league-cinematographer-hopes-a-directors-cut-1060773
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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