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映画版『ジャスティス・リーグ・ダーク』ダグ・リーマン監督が降板の理由を明かす「監督することは映画と結婚するようなもの」

コミック『ジャスティス・リーグ・ダーク』の映画版として製作されている『ダーク・ユニバース(原題:Dark Universe)』の監督を降板したダグ・リーマンがその理由をインタビューで語った。リーマンは2016年8月、『X-MEN』のスピンオフ作品である『ガンビット』の監督を降板し、入れ替わりで『ダーク・ユニバース』の監督に就任。短期間での降板となった理由は、既報の通りスケジュールの問題だったという。

IGNの取材に対して、リーマンは映画『ダーク・ユニバース』を降板した理由をこのように語っている。

「(『ダーク・ユニバース』の)キャラクターや世界観にはすごくワクワクしていたんだ。でも僕はライオンズゲート(映画製作会社)と『カオス・ウォーキング(原題:Chaos Walking)』を製作しているし、その後はトム・クルーズと『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の続編をやりたいと思ってる。悪夢のようなスケジュールになったんだよ」

おそらく『ダーク・ユニバース』は、リーマンが今後手がける予定の作品よりも“製作の目処が立たなかった”のか、あるいは条件が芳しくなかったのだろう。もちろん決め手はわからないが、とにかくリーマンは同作からの降板を決断したわけである。

「これが映画を撮ることの問題だよ。プロデューサーは複数の作品を手がけられるが、監督することは映画と結婚するようなものなんだ。そうだろう?」

後任者は2017年版『イット』監督?

なおワーナー・ブラザースは、すでにリーマンに代わる『ダーク・ユニバース』の監督後任者を検討している。ハリウッドレポーター誌の記者であるボリス・キット氏によると、その候補者にはスティーブン・キング原作『イット』の2017年版を監督したアンディ・ムスキエティの名前が挙がっているようだ。

またポッドキャスト「ミート・ザ・ムービー・プレス」によると、『人生スイッチ』(2014年)を手がけたアルゼンチン人監督、ダミアン・ジフロンも同じく候補者として検討されているという。『ダーク・ユニバース』の公開時期は未定だが、ひとまず早めに後任者を決定したいという意向だろう。

ちなみにリーマンの新作『アメリカン・メイド(原題:American Made)』は2017年9月22日全米公開予定。すでに『ダーク・ユニバース』の降板もやむなしの忙しさだ……。

Sources: http://screenrant.com/justice-league-dark-doug-liman-departed-scheduling-nightmare/
http://uk.ign.com/articles/2017/06/02/director-doug-liman-on-why-he-quit-the-justice-league-dark-movie-and-the-challenge-gambit-faces
http://screenrant.com/justice-league-dark-andres-muschietti-director-rumor/
http://screenrant.com/justice-league-dark-damian-szifron-director/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/Justice-League-Dark-Vol-Paradise-ebook/dp/B00U9PCSKQ/

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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