『トイ・ストーリー』ディズニー/ピクサーCOOジョン・ラセター、ハラスメント行為で休職後そのまま退職の可能性が浮上

『トイ・ストーリー』(1995)や『カーズ』(2006)などの監督で、スタッフへのハラスメント行為が発覚したことを理由に2017年11月より休職していたジョン・ラセターが、6か月の休職期間後も復帰しない可能性が浮上した。

ジョン・ラセターのハラスメント問題とは

ジョン・ラセターは、米ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、およびピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務める人物。ピクサーの創立者としても知られ、近年では『インサイド・ヘッド』(2015)『モアナと伝説の海』(2016)の製作総指揮を担当しいずれの作品もヒットに導くなど、精力的な活動を見せていた。

しかしラセターはピクサーの女性スタッフや関係者に身体的な特徴を直接告げたり、不適切なキスやハグをするなどのハラスメント行為を長年日常的に行ってきたという。2017年11月にこの問題が発覚すると、ラセターはピクサー従業員に謝罪すると共に、6か月間休職することを発表した。

「ディズニー・ブランドに戻ってくることには無理がある」

ラセターの休職から2か月強。2018年1月30日(米国時間)にHollywood Reporterが報じたところによれば、アニメーション界において、ラセター復帰の可能性は低いと考えられているようだ。

この情報は、Hollywood Reporterがディズニー関係者を名乗る人物から得たもの。この人物は「セクハラ行為発覚のあと、ディズニーのような名高いブランドでアニメの総責任者として戻ってくるのには無理があるのでは」とも発言している。

同記事掲載から2日後の2018年2月1日、ディズニー社内では人事部と従業員が職場の関心事について議論する「デイ・オブ・リスニング」と呼ばれる集会が開かれた。アニメーション部門においては前例のない集会だったという。関係者は、「“デイ・オブ・リスニング”が開かれた本当の理由は、ラセター復帰についてのスタッフの反応を推し量るためだと思いますよ」と伝えている。

集会の場でラセターの件についての話があったのかは分からない。しかし、もしスタッフからの強い反対があれば、休職からそのまま退職という流れもあり得るのかもしれない。

一方、ラセターが引退するとしたら、後継ぎ問題もある。ラセターは長年ピクサーの重役を務めており、2006年にピクサーがディズニーに買収されてからは両社でCOOに就任。いわば2社を繋ぐ架け橋のような存在でもあった。「おそらく(ディズニーは)後継者について考え始めるのはまだ数年先のことだと考えていたでしょうね」と別の関係者は述べている。ディズニーは今、後継者探しに奔走しているのかもしれない。

いずれにせよ、ラセターの休職期間が終了する2018年5月頃に新たな動きがありそうだ。

Source: https://www.hollywoodreporter.com/news/disney-animation-sets-staff-day-listening-speculation-john-lasseter-s-fate-1080339
Eyecatch Image:Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/15453072650

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