『ジョン・ウィック』前日譚アニメ映画製作決定 ─ キアヌ・リーブス声優でシリーズ1作目以前を描く

キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズのアニメ前日譚長編映画が製作されることがわかった。米ラスベガスで開催の映画見本市「CinemaCon」にて、製作のライオンズゲートより発表された。米The Hollywood Reporterなどが伝えている。
タイトルは未定。2014年公開のシリーズ第1弾『ジョン・ウィック』以前の物語を描く。ジョン・ウィックがハイ・テーブルへの義務を果たすため、たった一晩で敵を殺す不可能任務に挑む内容。
キアヌ・リーブスがジョン・ウィック役の声優を務める。シリーズで監督を手がけたチャド・スタエルスキや、プロデューサーのバジル・イワニク&エリカ・リーも参画。リーブス自身もプロデュースを手がける。
監督は「ウルトラマン:ライジング」(2024)のシャノン・ティンドル。脚本は『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)や『アラジン』(2019)ヴァネッサ・テイラーが執筆する。
スタエルスキは2023年の来日時、筆者に「キアヌと僕とで、『ジョン・ウィック』をアニメ化したいと話をしています」と明かしている。その後、アメリカの番組では「僕たちが大好きな日本のアニメでやる」と方針を語っていた。
この度スタエルスキは「アニメ化は『ジョン・ウィック』ワールドにとって完璧な進化方法」とコメント。このシリーズとアニメは相性が素晴らしいと語った。
本シリーズからは、実写映画第5弾も発表。キアヌ・リーブスが続投を果たすといい、前作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)のその後が扱われるものと予想される。本アニメ映画版はアニメーションの特性を活かしてジョン・ウィックの過去を自由に描くこととなるだろう。2025年公開のスピンオフ映画『バレリーナ:The World of John Wick』も合わせて、シリーズはまだまだ拡張を続けそうだ。
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Source:The Hollywood Reporter