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『ジョン・ウィック』第3弾の企画進行中!予算増で2017年内にも撮影開始、しかし監督は交代へ?

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』を手がけたチャド・スタエルスキー監督が、早くもシリーズ第3弾の企画が進行していることを明らかにした。映画情報サイト「コライダー」の取材に応じた監督は、第3弾の進捗状況と構想について語っている。

ジョン・ウィック:チャプター2
『ジョン・ウィック:チャプター2』 (C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise

脚本執筆中、撮影は早ければ2017年内にスタート!

『ジョン・ウィック』第3弾について尋ねられたスタエルスキー監督は、隠すことなく製作の現状をこう述べている。

「今は脚本の中盤段階なんだ。(撮影は)いかに早くまとめられるかにかかってるね。でも今年(2017年)の終わりとはいかなくとも、来年(2018年)のはじめにはと思ってるよ」

しかし気になるのは、このスケジュールでスタエルスキー監督が3作目に続投することができるのか……ということだ。なぜならスタエルスキー監督は現在『ハイランダー 悪魔の戦士』のリブート企画に着手しているうえ、1作目で共同監督を務めたデヴィッド・リーチ監督も『デッドプール2(仮題)』で多忙なのである。

もちろんスタエルスキー監督は3作目を監督することに強い意欲を示しており、現時点では製作に大きく関与しているという。しかし今は、監督本人も「今は(『ハイランダー』の)監督として準備をしているしね。うまくいけば、スケジュールもすべて丸く収まるだろうけど」としかコメントできない状況のようだ。

ジョン・ウィック:チャプター2
『ジョン・ウィック:チャプター2』 (C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise

“チャプター3”の構想十分!

スタエルスキー監督が第3作でメガホンを取ることが実現できない場合、おそらく監督は同作で製作総指揮を務めることになるだろう。その場合は新しい監督が起用されることになるのだが……すでにスタエルスキー監督の中には、3作目の構想が十分にあるようだ。

「僕たちは3作目もあまり規模を大きくしたくないと思ってるんだ。でも世界の複雑さを描くためには……2作目では微妙な部分をいろいろ無視したから、(3作目では)そこに再び取り組みたいし、ニューヨーク各地で起きてることを見せたい。だから豪華なセットを作るよりも、よりクールで複雑なものにしたいね」

しかしスタエルスキー監督は、同時に3作目が過去2作より潤沢な予算で製作されることを示唆してもいる。

「予算の使い方を間違って作ると、ただ規模を大きくしたり、高速道路を吹っ飛ばしたりしちゃうよな。それは僕たちのやることじゃない。コミック映画やボンド映画のやることだよ。僕たちはクールで複雑なディテールを描きたいんだ。日常の小さなディテールってどんなのだろうね? 人がゴミ回収車を見る時と、清掃車を見る時と、ホームレスを見る時とではちょっとずつ異なるだろ。願わくばそういうものを作りたいよ」

また監督は「自分たちがやりたいことにも、キアヌ(・リーヴス)のやりたいことにも納得してる」と断言しており、すでに『ジョン・ウィック』第3作のビジョンは相当クリアになっているようだ。たとえ監督が交代になっても、もし予算が大幅に増えても、きっとファンの観たい『ジョン・ウィック』を作り上げてくれるに違いない。

映画『ジョン・ウィック:チャプター2』は2017年7月7日公開。第3作を楽しみにする前に、ひとまず2作目を観ないとね。

Source: http://collider.com/john-wick-3-filming-chad-stahelski/
(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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