『ジョン・ウィック チャプター3:パラベラム』米国版新予告編 ─ これぞアクションの美学、ニンジャ登場&黒澤映画の影響も

キアヌ・リーブス主演、人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズの最新作『ジョン・ウィック:チャプター3 パラベラム(邦題未定、原題:John Wick: Chapter 3 – Parabellum)』より米国版新予告編が公開された。
「何が必要だ?」「銃だ、たくさん銃が要る」。
イアン・マクシェーン演じる支配人ウィンストンと、キアヌ演じるジョン・ウィックのやり取りが今回の予告編を象徴しているといってもいいだろう。『ジョン・ウィック』らしいアクションと映像の美学が詰まった映像では、ジョン・ウィックによる格闘とナイフアクション、そして銃弾の連射をはじめ、ハル・ベリー演じるソフィアが犬を操って戦う様子、これまでの予告編にも登場した馬に乗ってのアクションもたっぷり見ることができる。
どこを切り取っても美しい映像を撮りあげたのは、前作『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)に続いての登板となる撮影監督のダン・ローストセン。『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)や『クリムゾン・ピーク』(2015)などに参加した人物で、チャド・スタエルスキ監督は「世界最高の“黒”を作り上げる撮影監督」だと絶賛している。
前作『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)を経て、今回のジョン・ウィックは逃亡中の身。コンチネンタル・ホテルの敷地内で殺人を犯したジョンには、いまや1,400万ドルの懸賞金がかけられている。ホテルの支配人ウィンストンは、ホテルのメンバーシップの解約、全サービスの無効化、殺し屋たちとの関係を絶つ指令を発する前に一時間の猶予を与える。ジョンは生き残るため、戦いと殺人を繰り広げながらニューヨークを抜け出そうとするのだった。
ちなみに米Colliderのインタビューでチャド・スタエルスキ監督が語ったところによると、本作は監督が「大好きなものを詰め込んだ」一本になっているとのこと。『ダイ・ハード』(1988)や『続・夕陽のガンマン』(1966)、黒澤明監督作品などの引用が入っているという。またキアヌいわく、「チャドは“シノビ”が大好きなので、ニンジャも出した」とのこと。劇中で「ニンジャ」と呼ばれることはないようだが、キアヌはアクションのために柔道の訓練にも特別に取り組んだという。『ザ・レイド』シリーズのヤヤン・ルヒアン&セセプ・アリフ・ラーマン、『ファイティング・タイガー』(2013)に出演したタイガー・チェンといったアクションの名手が登場することにも注目したい。
映画『ジョン・ウィック:チャプター3 パラベラム(邦題未定、原題:John Wick: Chapter 3 – Parabellum)』は2019年5月17日に米国公開予定。日本公開はいつになる…?
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