巨匠ジョン・ウィリアムズのドキュメンタリー映画が始動 ─ 盟友スティーブン・スピルバーグが製作総指揮

『スター・ウォーズ』『ジュラシック・パーク』『ハリー・ポッター』シリーズなどの映画音楽で知られる巨匠、ジョン・ウィリアムズのドキュメンタリー映画(タイトル未定)が製作されることがわかった。長年の共同作業者である、盟友スティーブン・スピルバーグ監督が製作総指揮を務める。米The Hollywood Reporterが報じた。
1950年代からテレビの世界で音楽活動を開始したウィリアムズは、『インディ・ジョーンズ』シリーズや『ジョーズ』(1975)『未知との遭遇』(1977)『E.T.』(1982)『シンドラーのリスト』(1993)などスピルバーグ作品をはじめ、『ホーム・アローン』シリーズや『JFK』(1991)『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997)などで音楽を担当。オリンピックのテーマ曲やオーケストラへの作曲のほか、指揮者としても活動してきた。
このたび報じられているドキュメンタリー映画は、現時点では企画の初期段階にあるとのこと。監督には、Netflixシリーズ「伝説の映画監督 ―ハリウッドと第二次世界大戦―」(2017)のロラン・ブーズローが就任。スピルバーグやマーティン・スコセッシ、ブライアン・デ・パルマなど、名だたる映画監督のメイキング・ドキュメンタリーを手がけてきたドキュメンタリー作家だ。
製作総指揮にはスピルバーグのほか、『遥かなる大地へ』(1992)でウィリアムズとタッグを組んだ映画監督ロン・ハワードらが参加。スピルバーグ率いるアンブリン・エンターテインメント、ハワード率いるイマジン・エンターテインメント、ブーズロー監督率いるNedland Mediaが企画を主導する。
なお、2023年2月に91歳を迎えるウィリアムズは、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』をもって映画音楽からの引退を示唆していたものの、先日これを撤回したばかり。さらなる新作や今後の活動に対する期待が高まっている。
Source: The Hollywood Reporter