DC映画『ジョーカー』撮影終了 ─ ホアキン・フェニックス主演、「狂気の犯罪王子」の誕生描く

米ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、ホアキン・フェニックス主演による映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』の撮影が終了した。トッド・フィリップス監督がInstagramにて報告している。
本撮影の終了、ニューヨークの撮影チームへの感謝を記したフィリップス監督は、「楽しい撮影でした…が、まだ終わっていません #編集室」と書き添えている。その言葉通り、監督をはじめとした製作チームは編集作業をはじめとするポストプロダクション(仕上げ作業)に進んでいくのだ。
本作は1980年代を舞台に、一人の青年が“狂気の犯罪王子”へと変貌していく様子を追うストーリー。マーティン・スコセッシ監督作品『キング・オブ・コメディ』(1982)の影響を受けて、「社会から疎まれた男をリアルな人物描写で」描く作品となるようだ。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)や『ジャスティス・リーグ』(2017)などのDC映画ユニバースとは世界観を共有しないため、本作のジョーカーは『スーサイド・スクワッド』(2016)のジャレッド・レト版ジョーカーとは別人である。
主人公アーサー・フレック/ジョーカーを演じるのは、『ザ・マスター』(2012)や『her/世界でひとつの彼女』(2013)などのホアキン・フェニックス。トーク番組の司会者役でロバート・デ・ニーロ、アーサーに興味を寄せられるシングルマザー役で『デッドプール2』(2018)のザジー・ビーツ、アーサーの母親役でドラマ「シックス・フィート・アンダー」(2001-2005)のフランセス・コンロイが出演する。
なお本作には、DCコミックスおなじみのキャラクターも登場。幼いブルース・ウェイン役を『ビューティフル・デイ』(2017)のダンテ・ペレイラ=オルソン、トーマス・ウェイン役を「ナルコス」(2015-2017)のブレット・カレン、執事アルフレッド役を『レッド・スパロー』(2018)のダグラス・ホッジが演じる。
脚本・監督は、『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。共同脚本は『8マイル』(2002)や『ザ・ファイター』(2010)のスコット・シルバーが務め、プロデューサーには俳優ブラッドリー・クーパーが名を連ねた。
映画『ジョーカー(邦題未定、原題:Joker)』は2019年10月4日より米国公開予定。
Source: Todd Philips